5月26日(日)に実施された第66回 栄城賞は佐賀皐月賞に続いて断然１番人気に支持されたウルトラノホシ ( 牡・真島元徳厩舎・石川倭騎手騎乗 ) が見事優勝し、佐賀3歳クラシック2冠目も貫禄ある勝ちっぷりで制しました。

レースはフークファンタジーが好ダッシュを決めて逃げる展開で、アマルフィーが折り合いを付けて２番手を追走。好位３番手にトゥールリーが控えて、その直後にウルトラノホシとデッドフレイが続きました。
向正面からトゥールリーが先に仕掛けて先行集団に並びかけると、ウルトラノホシは直後でまだ余裕の手応え、４コーナー手前から持ったまま先頭に躍り出ると、直線軽く気合付けた程度でグイグイと突き放し2着のデッドフレイに4馬身の差を付けて圧勝し、佐賀皐月賞よりもさらにパワーアップした走りで圧巻のパフォーマンスを披露しました。

ウルトラノホシは２歳戦の重賞を含め、計4つ目の重賞制覇となり、同世代ナンバーワンの素質を存分に見せつけてくれました。

今後は北海道でリフレッシュ休養を挟み、9月末に実施される佐賀3歳クラシック最終3冠目となるロータスクラウン賞を目標とする予定です。

2021年のトゥルスウィー以来となる佐賀3歳クラシック3冠制覇を目指します。

栄城賞が実施された26日(日)当日は特典会やスペシャルステージなどが行われイベントが盛沢山でした。

栄城賞スペシャルステージでは、2024年佐賀県で開催されるSAGA2024国スポ・全障スポのイメージソング「Batons～キミの夢が叶う時へ」のカバーが披露されました。

このイメージソング「Batons～キミの夢が叶う時」の作詞は326（ミツル）さん(歌手19のグループ)で、作曲を手掛けたのは千綿 偉功（ちわた ひでのり）さん。ボーカルを務めるのは唐津出身でEXILEのD.N.Aを引き継ぐダンス＆ボーカルグループEgirls/Flowerでメインボーカルとしてグループを牽引する鷲尾 伶菜（わしお れいな）さん。3人とも佐賀県出身です。

佐賀競馬場内の大型ビジョンでもSAGA2024の告知動画を放映中で、SAGA2024イメージソングPVでもご覧いただけます。とてもいい曲ですので、一度ご視聴してみてはいかがでしょうか。

竹吉徹騎手は今年で騎手生活18年目となります。

2006年5月4日にガンパウダー号で騎手デビューすると、同年の7月2日にロイヤルメルボルン号で初勝利を挙げました。

2018年の園田FCスプリント（1着同着）エイシンテキサス号で待望の重賞初制覇すると、2022年の九州ダービー栄城賞ではイカ二カン号で3歳戦の重賞も勝っています。

先週は計19鞍騎乗して勝ち星に恵まれませんでしたが、今週こそ達成する可能性があります。

節目となる地方競馬通算1000勝達成まであと1勝と王手です。佐賀競馬場にお越しの際はぜひ暖かいご声援をお願いします！

今週の佐賀競馬は6月1日(土)、2日(日)の2日間開催です。

1日(土)は第2競走に『 九州産スーパーホープフルデビュー　距離900ｍ 』、第3競走に『 スーパーホープフルデビュー 距離900m 』の2歳新馬戦が実施されます。メイン競走は第4レースの『 英彦山賞　A1・A2　距離1860ｍ 』です。

2日(日)のメインは『 錦江湾特別 Ａ１ 距離1400ｍ 』で、今月16日(日)に実施される『 佐賀かばいスプリント　距離1300ｍ 』に向けての前哨戦とも言えるレースで好調馬が顔を揃えました。

佐賀スプリングカップを制したテイエムフェロー、叩き上昇中のテイエムサウスダンが実績的にも有力となりそうなメンバー構成です。
重賞の九州クラウンで2着した実力アイリッシュセンス、ナンヨープランタンも移籍2戦目で距離延長は追い風となりそうですし、上積みが大きいと変わってきそうなムードです。中央2勝クラスからの移籍戦となるアラゴナイトも力出し切れるといきなりから上位の存在と言えます。再び先行勢のペースが速くなればダイリンウルフの一気台頭も一考したいです。

先週は日曜の夕方過ぎから雨が降り続いて良馬場から→稍重、月曜日は不良馬場へと変化しました。時計が出るコース状況でしたが、差しもしっかりと届いていましたし、内と外の有利不利もない馬場でした。

今週は金曜日が雨予報になっていますが、1日(土)、2日(日)の佐賀競馬開催時には晴天に恵まれそうです。

今回デビューする九州産限定の2歳新馬の中にはユニークな名前の馬も出走予定です。ここから重賞で活躍する馬が出てくるかもしれませんし、この機会にぜひ推し馬を見つけてみてはいかがでしょうか。