ThreeBond Racing レースレポート【2024 全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権 第2戦九州⼤会】
第2戦は最南端の九州大会 開幕戦の感触を維持し上位を目指す
タイヤのグリップが不足した予選
ところが土曜日午前にフリー走行セッションを走り出すと、マシンは全体的にタイヤのグリップが不足するという傾向があり、チームはピットインを繰り返してセッティングの修正を進めた。しかしセッティングを変更しても、タイヤのグリップが不足するという傾向は改善できず、午後の公式予選を迎えることとなった。
土曜日午後に行われた公式予選は、気温、路面温度が上昇すると共に、強い風が吹く難しいコンディションの中で行われた。Q1セッションB組の三宅選手は果敢に攻めた走りを披露しながらも、マシンはフリー走行に続きグリップが不足しており十分な走りができず、出走11台中11番手に終わり、日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドは、最後尾21番手スタートとなった。
フリー走行でタイヤバリアにクラッシュ、懸命にマシンを修復して臨んだ決勝
チームは午後の決勝レースに向け、懸命にマシンを修復、レース開始直前に作業を完了させ、三宅選手をレースへ送り出した。再セッティングの時間がほぼ無い状態で、クラッシュの原因の1つと推定されるグリップを確保できなかったリヤに合わせて、敢えてフロントのグリップを落とす形でバランスを取り、決勝レースのスタートに備えた。
決勝レースは午後2時50分にスタートが切られ、三宅選手はオープニングラップで前を行く選手をオーバーテイクし20番手にポジションを上げると、さらに順位を上げるべく、前の選手を追い続けたが順位を入れ替えるには至らず。13周を走ってタイヤ交換のためにピットインを行った。
新品のタイヤを装着した三宅選手は再び前の選手を追い、19周目に19番手にポジションを上げると、後続を引き離した。しかしセッティングの影響でタイヤ消耗が他のマシンよりも早く進んでしまった結果、18番手を走る選手との間隔を縮めることはできないままフィニッシュを迎えた。最終結果は上位でリタイアした選手がいたため、1つ繰り上がり17位だった。次回シリーズ第3戦は6月22日(土)~23日(日)、宮城県スポーツランドSUGOで開催される。
ドライバー:三宅淳詞 コメント
監督:道上龍 コメント
アドバイザー:塚越広大 コメント
チーフエンジニア:新井凌 コメント
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