【東都大学野球】日本大 谷端の〈覚悟〉首位を走る青学大から12年ぶりの勝ち点。
逆転優勝へ導く覚悟
今季4本塁打 打率.368の谷端(経済3・星稜) 【日本大学】
逆転優勝に向け負けられないカード
リーグトップタイの4勝目をあげた市川(法3・関東第一) 【日本大学】
この2試合、片岡昭吾監督の采配が光った。
日本大の片岡監督 【日本大学】
日本大は残り2試合、21日の中大戦と、24日の国学院大戦と逆転優勝のためには負けられない戦いが続くが、選手たちは最後まであきらめずに、前を向いて戦っている。
2試合連続の先発で好投した坂尾(危機管理4・龍谷大平安) 【日本大学】
2試合連続好リリーフの山内(スポーツ科4・習志野) 【日本大学】
能登半島地震で被災した祖父母のために。「結果で元気づけたい」
昨年は東都大学野球1部リーグから6人の投手がドラフト1位に指名された。「それぞれ決め球にすごくいい球種を持っている投手が多かった。追い込まれる前に、早めに打ちにいった。それが1球で捉える自信になったと思います」。狙い球を徹底して狙う。精神的な成長もつかんだ。「例え、狙っていない球で空振りをしても仕方ない。気持ちの割り切り、整理ができるようになったんです」。相手投手のストライク球、調子の悪い球を見極め、ゾーンを上げ低めの球には手を出さない。「昨秋までは、2ストライクに追い込まれてから『もう打てない』って自信がなかった。でも、今年は打席での迷いが消え、しっかりコンタクトができるようになりました」。ポイントを前にし、ボールの内側を強く叩く。開幕戦(対亜大)、谷端は2本塁打を放ったが2本目のソロ本塁はフルカウントと追い込まれてから仕留めた1発だった。「自信になりましたね」。この試合、チームは敗戦したが、谷端は確かな手応えをつかんで、リーグ戦に入っていた。
確かな手応えをつかんだ谷端 【日本大学】
しかしそんな逆境にも、元気に振る舞う祖父母の姿に胸打たれた。リーグ戦前には、「楽しんで頑張ってこい」と声をかけられた。「自分はボランティアにも行けないので、結果で恩返しするしかない。絶対に頑張ってやろうと思いました」。
今季は、勝利してもなお、その手は緩めない。「満足はしません。もし負けても、それは自分のせい。それくらいの覚悟で、チームを引っ張ろうと思いました」。家族の存在をバットを振る原動力に変え、チームを引っ張る。その先には、優勝の2文字しか見えない。
逆転優勝に向けチームスローガンの【覇気】を見せる主将の橘田(経済4・山梨学院) 【日本大学】
皆様、応援よろしくお願いいたします。
※試合の模様はSPORTS BULL内「プレユニ.TV」にてLIVE配信も行っております。
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