久保は途中出場、レアル・ソシエダはバルセロナに2−0で敗北
敗戦により守り続けた6位の座をベティスに明け渡す
久保は前節に引き続きベンチスタート。イマノル監督は5−4−1の布陣を敷き、好調のシェラルド・ベッカーのスピードを活かした戦術を選択。ラ・レアルはリスクを避けながら、GKレミロへのバックパスを多用しながら、バルセロナの攻撃陣を引き出し、ハイプレスをかわして長短のパスを使い分け好機を伺う。19分、22分にはベッカーが決定機を迎えるが、得点には至らない。
31分、両チーム合わせてこの日初の枠内シュートをレバンドフスキが放ったのを皮切りに流れはバルセロナへと傾いていく。38分、ラフィーニャにポスト直撃のシュートを許し、そして40分、ヤマルがカウンターから冷静にゴール左隅へとシュートを決め均衡を破る。ミスが許されない緊迫したパスサッカーとプレスが交錯する展開の中、17歳の神童による得点により1−0で前半を終えた。
アウェイでの強豪との一戦とはいえ、勝ち点の獲得のため攻撃の糸口を探り続けるラ・レアルだが、アディショナルタイムだった。一度は流されたオドリオソラのPA内のハンドがVARの介入によりPKの判定となりピンチを迎える。ラフィーニャが放ったシュートはレミロの伸ばした手をかすめネットへ。得点を決めたラフィーニャはユニフォームを脱ぎ「PRAY FOR RS*」のメッセージを伝えた。
*ブラジル南部リオ・グランデ・ド・スルを襲った洪水により多くの死者、行方不明者がおり、今もなお避難民が苦しい生活を余儀なくされている。
2−0でバルセロナに敗れたラ・レアルは7位へと順位をひとつ落とし、来季の欧州行きへの切符を争う戦いはより激化することとなった。過密日程の中、次戦は16日にホームでバレンシアと対戦。その先に控えるベティスとの直接対決を前に絶対に負けられない戦いに臨む。
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