ボートレース唐津(モーニング)のオールレディース（4月25日～30日開催）が終了した。優勝戦は1号艇の藤原菜希（東京38歳）【写真3枚】が快勝。インからコンマ02のトップスタートで逃げ切った。2着に3号艇の中川りな（福岡）、3着に2号艇の守屋美穂（岡山）が入り、3連単1-3-2で1320円の3番人気決着となっている。

　勝った藤原は前節の福岡ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vで通算8回目の優勝。唐津では初優出初Vとなった。レース後は「うれしいです。ポイントはスタートでしたね、回った時の足は気に入っていたので、自分がミスしなければ優勝できると思っていました。次のレディースオールスターは予選トップ通過を狙って1走1走頑張ります」と終始にこやかだった。

　最高のリズムで次節は女子ビッグレースに参戦、5月7日からの宮島G2レディースオールスターだ。藤原はこれまで女子4大レース（レディースチャンピオン、クイーンズクライマックス、レディースオールスター、レディースチャレンジカップ）に5回出場。その結果は以下のとおりだ。

・2019年　蒲郡レディースチャンピオン　準優敗退（予選5位）
・2020年　鳴門レディースオールスター　予選敗退
・2023年　津レディースチャンピオン　準優敗退（予選6位）
・2023年　三国レディースチャレンジカップ　優出6着（予選5位）
・2024年　びわこレディースオールスター　準優敗退（予選5位）

　5回出場して予選突破が4回というコンスタントな活躍ぶり。しかも予選6位以内が4回という好成績だ。シリーズリーダー争いの常連といっても過言ではないだろう。宮島レディースオールスターでもその力を見せるのか注目したい。

　今年の藤原は3月半ばまで6節走って1優出0Vと流れに乗り切れず、3月19日時点で今年の女子賞金ランキングは30位という位置だった。しかしそこから丸亀オールレディース（優出5着）、多摩川オールレディース（優出2着）、福岡ヴィーナスシリーズ（優勝）、唐津オールレディース（優勝）と4節連続優出の快進撃。女子賞金ランキングは9位まで上がってきた。

　首位の守屋美穂との差は約418万円差まで詰まり、もしレディースオールスターで優勝（賞金490万円）すれば一気にトップに立つ可能性も出てきた。勢いに乗る藤原が2024年女子戦線を引っ張る存在となってくるのか。


【2024年女子賞金ランキング】（4月30日、20時現在）
1位　守屋　美穂 16,889,000円 （唐津優勝戦3着）
2位　浜田亜理沙 15,968,666円
3位　遠藤　エミ 15,953,000円
4位　平山　智加 15,619,866円 （唐津優勝戦6着）
5位　渡邉　優美 14,872,000円
6位　宇野　弥生 14,215,932円
7位　細川　裕子 14,059,999円
8位　三浦　永理 13,821,000円
9位　藤原　菜希 12,708,000円 （唐津優勝戦1着）
10位 海野ゆかり 11,659,000円
11位 松尾　夏海 11,512,000円
12位 清埜　翔子 11,416,000円
13位 西橋　奈未 11,217,000円 （唐津優勝戦4着）
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 寺田　千恵 10,584,232円
15位 大瀧明日香 10,554,000円 （唐津優勝戦5着）
16位 落合　直子 10,221,333円
17位 香川　素子　9,734,000円
18位 岩崎　芳美　9,631,000円
19位 平田さやか　9,358,666円
20位 平川　香織　9,337,000円
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33位 中川　りな　7,944,982円 （唐津優勝戦2着）
（※守屋美穂はG1・G2選出除外によりクイーンズクライマックスは除外）

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