今季2度目の「偉大なるダービー」。欧州目指すベティスに対し、低迷セビージャは意地を見せられるか
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マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるベティスは一時4連敗を喫して来季のヨーロッパ行きが危ぶまれたものの、ここにきて2連勝と持ち直した。前節は敵地でバレンシアとの直接対決を制し、勝ち点48の7位に浮上したばかり。選手たちは心身ともに充実した状態で宿敵とのダービーを迎えようとしている。
対照的に、セビージャはシーズン序盤から長らく低迷。2度の監督交代を経た後も降格の危険性を拭えきれずにいた。それでもキケ・サンチェス・フローレス監督の就任後は少しずつ調子を上げ、前節マジョルカ戦では今季初の3連勝を達成。実質的に降格の恐怖から解放された今、ダービーでの勝利は今季残された最大の目標となる。
ベティスは前節、バレンシアとの直接対決を2ー1で制して7位に浮上。4連敗後の2連勝で復調を遂げた 【(C)LaLiga】
セビージャは前節、ユゼフ・エンネシリの2戦連続ゴールなどでマジョルカに2ー1で勝利。ここにきて今季初の3連勝を挙げた 【(C)LaLiga】
一方、セビージャの最終ラインにはイスコのレアル・マドリー時代の同僚、セルヒオ・ラモスがいる。今季セビージャに復帰した38歳の大ベテランは前半戦のベティス戦を出番なしで終えており、今回出場すれば約19年ぶりのダービーとなる。最後にセビージャのユニフォームを着てベニト・ビジャマリンでプレーしたのは2005年5月のこと。この試合は0ー1で敗れており、今回勝てば19年越しに雪辱を果たすことになる。
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スペイン三大祭りの一つ、フェリア・デ・アブリルを終えたばかりのセビージャの町は、偉大なるダービーに向けて再びお祭りムードに包まれはじめている。シーズン終盤に迎えるダービーほど重要性の高い試合はない。ベティスはヨーロッパ行きをかけて、セビージャは苦しみ抜いた1年の最後に意地を見せるために、ベニト・ビジャマリンでの決戦に挑む。
昨年11月の対戦は1ー1のドロー。果たして今回はどのような結末を迎えるのか 【(C)LaLiga】
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