【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第15節に向けて】 山下 裕史のTL/LOリーグ戦最多出場タイ記録がかかったホストゲーム最終戦。今季の集大成を発揮し勝利を目指す

チーム・協会

スクラムが強みの静岡BRに対し、今節でTL/LOリーグ戦通算最多出場記録177試合に並ぶPR山下 裕史は「良いスクラムを組んでチームを勇気づけ、エナジーを与えたい!」と力を込めた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

前節でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗れ、プレーオフ進出の可能性が消えた神戸スティーラーズ。だが、シーズンが終わったわけでない。リーグ戦残り2試合で勝利を収め、5位でシーズンを終えたいところ。ホストゲーム最終戦で迎え撃つのは、勝ち点「3」差で神戸Sに迫る8位の静岡ブルーレヴズだ。第2節では静岡BRに一時は逆転を許すも、終盤WTB松永のトライで突き放して30-26で辛くも逃げ切った。ここ2試合を見ても、静岡BRは第13節でS東京ベイに24点ものリードを奪われながら、怒涛の追い上げを見せて31-31でドロー。第14節では3位の東京サントリーサンゴリアスを相手に奮闘し、31-31で引き分けるなど、強豪に対して善戦している。スクラムに絶対的な強みを持つ静岡BRとの戦いは、簡単な試合にならないが、今節はリザーブに入るPR山下(裕)が出場すれば、久富 雄一氏が持つTL/LOリーグ戦通算最多出場記録177試合に並ぶことになる。メモリアルな一戦を全力で勝ちに行く。(取材日:2024年4月25日)

「コンディションは絶好調!」と今年1月に38歳になったベテラン山下(裕)。同い年の堀江 翔太(埼玉WK)や1歳上の田中 史朗(GR東葛)が現役引退を表明し、「おじさんがどんどんいなくなりますね」と寂しさを感じているが、自身はこれからも出場記録を更新していく。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

PR山下 裕史
静岡BRも神戸Sもプレーオフ進出はなくなりましたが、静岡BRは少しでも上の順位を目指して挑んでくると思いますし、神戸Sも今節を含めて2試合に勝利し、来シーズンに繋げたいという思いがあります。安定したセットプレー、良いアタック、激しいディフェンス。今シーズン取り組んできたことをすべて出し切って、相手を圧倒して2勝したい。特に静岡BRはFWが強く、スクラムで試合の流れを掴もうとしてきますが、神戸Sもそこは譲れないところです。リザーブとしてグラウンドに入ったら、良いスクラムを組んで、チームにエナジーを与えたいですし、持ち味でもあるタックルでも相手を止めていきたい。今節で久富さんの持つ記録に並びますが、そこは意識せずに、いつも通り自分のプレーをして、ノーサイドのホーンを聞いた時、タイ記録になったと実感したいと思います。

第6節横浜E戦以来の先発出場に燃える。「最終戦にはなりますが、次節の出場に繋がるようなパフォーマンスを発揮したいと思いますので、期待していてください!」と小瀧。泥臭く体を張り続け、チームに勝利を呼び込む。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

LO小瀧 尚弘
第6節横浜E戦以来の試合メンバー入りです。なかなかメンバーに絡むことができず、悔しい思いをしました。その間、これまで以上に力を入れたのは、相手チームのラインアウトの分析です。今節では役割を全うすることはもちろん、コーチ陣から求められているボールキャリーやディフェンスでインパクトあるプレーをしたいですし、ラインアウトでも取り組んできたことを見せられるようにしたい。今節の対戦相手である静岡BRは、スクラム、モールに自信を持っているチームです。セットプレーからの攻撃に対して、FWとしてしっかりプレッシャーをかけて、相手の強みを出させないようにしていきます。

第13節のBL東京戦では同点に追いつくトライをマーク。前節もチーム1の俊足をいかしてトライを決めた。シーズン中にもトップスピードの数値が伸びているという濱野。今節も活躍に期待したい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB濱野 隼大
静岡BRは個の力が強いという印象です。そこで負けないよう、空いているスペースにボールを運んでトライを取っていきたいですし、ディフェンスでは常にコネクトし続けて相手を自由に走らせないようにしたいと思います。チームはプレーオフ進出がなくなりましたが、これまでやってきたことの集大成を発揮して、残り2試合をしっかり勝ち切ろうと1つになっています。個人的には第11節花園L戦以来の先発出場です。スペースがあれば、どんどんボールを要求してトライに繋げたい。特に今節はホストゲーム最終戦です。これまで応援してくれたSteel Matesと一緒に勝利の喜びを分かち合えるようにします!
4月27日(土)14:30KICK OFF NTTリーグワン2023-24第15節
ホストゲーム最終戦
場所:東大阪市花園ラグビー場
■静岡BR戦登録メンバー
1髙尾 時流
2松岡 賢太
3具 智元
4小瀧 尚弘
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6ワイサケ・ララトゥブア
7今村 陽良
8アーディ・サベア
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12ナニ・ラウマペ
13ラファエレ ティモシー
14濱野 隼大
15李 承信
16北出 卓也
17山本 幸輝
18山下 裕史
19ジェラード・カウリートゥイオティ
20ティエナン・コストリー
21小畑 健太郎
22クイントン・マヒナ
23山下 楽平(共同キャプテン)

※リンク先は外部サイトの場合があります

【コベルコ神戸スティーラーズ】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント