史上初の偉業へ挑戦 竹田麗央-万全

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竹田 麗央 【Photo:Atsushi Tomura/Getty Images】

 JLPGAツアー2024シーズン第9戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が4月26日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブ(6,669ヤード/パー72)で開幕。25日はプロアマ大会が行われた。

 ツアー初優勝から3週連続Vとなれば、史上初の偉業になる。竹田麗央は、「狙いたいけど、まずは自分のスタイルを貫くことが大事」と、逸る気持ちを抑制しながら、つとめて落ち着いた口調で話した。

 当然のことながら、調子が悪いはずなどない。心配は連戦の疲れということだろうが、「週初めの22日、しっかり休んだ。それで23日は9ホールをプレーし、24日が調整を兼ねた練習だけにとどめました」。この日のプロアマ大会で18ホールをプレーし、万全の態勢を整えている。

 それにしても好調だからそう映るわけではないだろうが、風格が漂ってきた。これすなわち、内面が充実しているからだろう。「プレー中は順位などを意識しないことが、しっかりできている。この2試合、うまくいっています」といい、前週の最終日を振り返った。「落ち着いてプレーできている。それからマネジメントが変わった。どんなところかというと、序盤から行かない。まだ、攻めるところではないと感じ、その通りにできました」と納得の表情を浮かべている。

 今大会、前年とは違い、コースレイアウトを変更。最終18番は08年ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ以来、パー3へ移行したことが珍しい。「私の場合、できればパー5が良かった。だから、17番までにしっかりバーディーを積み重ね、18番はバーディーよりパーセーブを優先します」がマネジメントだ。

 一方、タイプの異なるコースでも、まったく不安要素はない。「どんなコースでも、私には得手、不得手がありません。今回は距離が長い。グリーンを狙うショットの精度がポイントです」と前置きし、コンビを組む、キャディーの清水重憲さんを頼もしそうに見やった。

 「今回はたくさん、聞きます」と笑顔をつくる。イボミの黄金期を支えた名キャディー。3週連続優勝の期待が、よりふくらんできた。(青木 政司)

竹田 麗央 【Photo:Atsushi Tomura/Getty Images】

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