レアルがクラシコ制す、ジローナ初の欧州へ：ラリーガ・ニュース
４月２１日に行われたラリーガ EA SPORTS 第３２節、伝統の一戦「エル・クラシコ」はホームのレアル・マドリーが３ー２で制した。６分にアンドレアス・クリステンセンのゴールで先制されるも、１８分にビニシウス・ジュニオールがPKを決めて１ー１に。６９分にはフェルミン・ロペスにゴールを奪われ再び追う立場となるが、７３分にルーカス・バスケスが同点弾。さらに９１分にジュード・ベリンガムが劇的な決勝点を挙げた。この結果、首位レアル・マドリーと２位バルセロナの勝ち点差は１１ポイントに広がっている。
エル・クラシコの勝敗を決したのは、またしてもジュード・ベリンガムだった。昨年１０月、エスタディ・オリンピクで行われたラリーガ EA SPORTS 第１１節では６８分に１ー１とする同点弾、９２分に劇的な決勝点を挙げ、逆転勝利の立役者に。今回のクラシコでも再び後半ロスタイムに３ー２とする決勝点を挙げた。２月１０日の第２４節ジローナ戦での２得点を最後にゴールから遠ざかっていたが、これで今季１７ゴールに。アルテム・ドフビクの１８ゴールに次ぐ得点ランキング単独２位に浮上している。
UEFAチャンピオンズリーグは４月１６、１７日に準々決勝第２戦が行われ、レアル・マドリーがスペイン勢では唯一の準決勝進出を果たした。マンチェスター・シティーとのアウェー戦は２戦合計４ー４のまま延長戦でも決着つかず、PK戦を４ー３で制した。４強入りはここ１４シーズンで１２度目。準決勝ではバイエルン・ミュンヘンと対戦する。
ジローナがクラブ史上初のヨーロッパ行きを決めた。４月２０日に行われた第３２節カディス戦では得点源のアルテム・ドフビクらがゴールを挙げ、４ー１で快勝。勝ち点を６８に伸ばし、６節を残して６位以内が確定した。残る目標はチャンピオンズリーグ出場権が得られる４位以内の確保、そして来季のスーペルコパ・デ・エスパーニャ出場を目指したバルセロナとの２位争いとなる。
チャンピオンズリーグ出場を目指す他の２チーム、アトレティコ・デ・マドリーとアスレティック・クルブはいずれも第３２節で勝利を手にすることができなかった。アトレティコはアラベスに０ー２で敗戦。アスレティックはグラナダと１ー１で引き分けた。勝ち点３差で４、５位につける両者は今週末、シビタス・メトロポリターノで直接対決を迎える。
ラリーガ EA SPORTS 第３２節の注目カード、ヨーロッパ行きをかけた直接対決はアウェーのベティスが２ー１で制し、バレンシアを抜いて７位に浮上した。この試合の主役はアヨセ・ペレス。１９分と７７分に２ゴールを挙げ、勝利の立役者となっている。
９位ビジャレアルは先週末、アルメリアとのアウェー戦を２ー１で制し、ヨーロッパ行きの望みをつないだ。この試合の主役はアレクサンダー・ソルロート。妻の出産当日に臨んだ一戦で９２分に劇的な決勝点を挙げ、チームの勝利と娘の誕生を祝っている。
セルタは４月１８日、クラウディオ・ヒラルデス監督との契約を来季終了まで延長したと発表した。３月にセルタBから昇格する形でトップチームの監督に就任して以降、ここまで４試合を指揮して２勝１分１敗。前節ラスパルマス戦では４ー１の快勝を手にして降格圏との勝ち点差を６ポイントに広げ、ラリーガ EA SPORTS 残留に向けて前進している。
ラージョ・バジェカーノが残留に近づく大きな１勝を手にした。１６位で迎えた第３２節オサスナ戦では前半に先制されるも、８０分にペップ・チャバリーア、８４分にイシ・パラソンがペナルティーエリア外から豪快にゴールネットを揺らし、２ー１で逆転勝利。勝ち点を３４に伸ばし、降格圏との差を９ポイントに広げている。
降格圏のボーダーラインを形成している１８位カディスは前節、ジローナに１ー４で惨敗。同節勝った１７位セルタとの勝ち点差は６ポイントに広がり、残り６節での逆転残留は厳しくなってきている。
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