セレッソ大阪【J1リーグ第9節 C大阪vs.名古屋】試合は支配もセットプレー2発に泣き、今季初の敗戦。開幕からの無敗記録は8でストップ
立ち上がりから引いて守る名古屋に対し、試合を支配したのはセレッソ。特にルーカス フェルナンデス、柴山昌也、毎熊晟矢で組む右サイドが優位性を保ち、相手を押し込む。4分、毎熊のFKから田中駿汰がヘディングで狙うと、13分にはCKから決定機。フェルナンデスのキックにファーサイドで舩木翔がヘディングで合わせ、ボールは絶妙なコースに飛んだが、相手GKランゲラックが触り無情にもクロスバーを直撃。惜しくも先制とはならなかった。続く18分にも決定機。舩木の縦パスをレオ セアラが落とし、奥埜博亮、カピシャーバとつなぎ、カピシャーバが縦に突破してクロス。フェルナンデスの折り返しを受けた柴山がペナルティーエリア内でシュートを放ったが、枠を捉え切れずクロスバーを越えた。柴山は29分にもドリブルで持ち運んでシュート。調子の良さを伺わせた。攻勢に出るセレッソは攻から守への切り替えも早く、相手ボールになった瞬間に素早くカウンタープレスを発動。高い位置で奪って2次攻撃につなげるなど、前半は名古屋にほぼ攻撃の機会を与えず、ハーフコートゲームを展開。「理想的な」(登里享平)内容で押し込んだ。もっとも、何度も得たセットプレーの機会も生かせず、スコアを動かすことはできなかった。
(文=小田尚史)
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