【BOATRACE】29年間続けたA1に別れ近づくも市川哲也は新トライに元気いっぱい 江戸川

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 ボートレース江戸川では19日が順延となって、20日から「自転車のまち稲城杯・第48回サンケイスポーツ杯」を開催中。22日は予選3日目が行われた。

 シリーズをけん引しているのは広島支部の江戸川巧者・麻生慎介(39歳)【写真下】。初日から4連勝、3日目12R6枠戦で3着に敗れ連勝こそストップしたが、楽々と得点率トップの位置に立っている。足の仕上がりは「ターン足重視で、変わらずそこはいいですね。ただ、プロペラはやったけど上の人と走ると行き足はどうかな?って感じです」という状態。直線系は中上級程度だが、出足とターンの見映えは上位の一角はありそうな印象だ。

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 麻生の4日目予選ラストデーは、5R5枠と10R2枠からのレース。前半は枠のビハインド、後半の10Rは1枠に末永由楽(岡山支部37歳)【写真下・右】、3枠には山口達也(岡山支部37歳)【写真下・中央】ら実力を備えた岡山勢。4枠には当地巧者の黒柳浩孝といて大激戦。2走ともに気を抜けない戦いが待っている。

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 麻生を追っているのは、広島支部の先輩・市川哲也(55歳)【冒頭の写真】。近況は「リズムがひどくて…」と今期勝率(昨年11月~)が3日目終了時点で5.46と、まさかのA2級の勝負駆け。A1とA2にランク分けされた最初の期である1995年後期から29年間、計58期にわたって連続キープしてきたA1級からは陥落がほぼ確定している状態だ。ただ、表情には悲観した色はない。「降級というのを今までに経験したことがないからね、来期の自分がどうなるのかは自分でも楽しみ。ただ、やる気がないとかではないからね。最近は調整のやり方を変えたり、トレーニングもしたりしているんですよ。嫁さんにこの前『ちょっと体が締まってきたね』と言われましたよ(笑)」と明るい笑顔も見せてくれている。

 今節の市川は中堅17号機とのタッグだが、2日目から整備・調整でうまく立て直して4、1、1、2着と、実力発揮のレースを披露中だ。4日目は8R4枠と12R1枠で予選首位奪取をめざす走りとなる。

 得点率で麻生、市川の広島勢に続くのは長田頼宗、奥平拓也、山崎義明、若林樹蘭。今節は準優2個レース制だが、ここまでが現状のベスト6。東京勢が大将格の長田を筆頭に頑張りを見せている。一方、準優ベスト12のボーダーは、3日目終了時点で10位タイの7.25に小原聡将、川上剛(福岡支部42歳)【写真上・左】、太田潮が並んでいる状態。初日選抜組の川上は当然意地の見せどころ。

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 また、3日目の22日に30歳のバースデーを迎えた地元の小原聡将(東京支部30歳)【写真上】も、気持ちが入る4日目のレースとなるはず。今節の小原は2日目に不運な事故で転覆(責任外)の憂き目。プロペラとギヤケースの交換を余儀なくされての3日目だったが、10R1枠戦はしっかりと逃げ切ってバースデーウィン。自ら30代初日を祝う走りだった。本人もしょげた様子は見せていない、4日目は6R4枠戦と12R2枠で闘志全開の走りを披露してくれるはずだ。
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