レアル・ベティスは20日に行われたラ・リーガ第32節の試合でバレンシアと対戦し、アウェイで2-1の勝利を収めた。

前節セルタ戦では4連敗の苦境を脱する大きな白星を挙げることに成功したベティス。その連敗中に7位の座を奪われてしまったバレンシアとの一戦は、来季の欧州行きに向けた重要な直接対決となる。

前節まで3試合連続クリーンシート、5試合でわずか1失点と堅守を見せていたバレンシアだが、ベティスは前半19分に先手を取る。右サイドでボールを受けたイスコが右足アウトサイドの絶妙なダイレクトパスで中へ折り返し、相手DFに当たってこぼれたボールをアジョセ・ペレスが素早く拾ってゴール右隅へ蹴り込んだ。前半はそのままベティスが1点リードで折り返す。

62分には追加点を奪ったかと思われたが、アジョセのシュートは惜しくも左ポスト内側を叩き、GKギオルギ・ママルダシュヴィリが抑えようとしたこぼれ球をセドリック・バカンブがネットへ蹴り込んだがファウルを取られる。逆にその数分後、フアン・ミランダが空中戦でウーゴ・ドゥーロにファウルを犯したとしてPKを取られ、ペペルに決められて1-1の同点となる。

だが77分、またもアジョセが今度は相手陣内左サイドで拾ったボールをドリブルで持ち込み、ペナルティアークまで侵入したところで右足シュート。相手DFに当たってコースを変えたボールがママルダシュヴィリの逆を突いてネット左へ収まった。

2-1で試合を終えたベティスは11月以来久々のリーグ戦2連勝。直接のライバルからアウェイで大きな勝ち点3をもぎ取り、欧州につながる7位の座も奪い返した。