マンチェスター・シティは、 チェルシーとの公式戦試合で無敗(6勝2分) を保っているが、今季プレミアリーグでの両チームの試合は、いずれも引き分けに終わっている。

そして得点王ハーランドが負傷で欠場する中、ペップ・グアルディオラ監督は4選手を変更した。アルバレスが攻撃陣に入り、GKのシュテファン・オルテガ、DFのナタン・アケとジョン・ストーンズも出場する。

14分、マンチェスター・シティの攻撃。デ・ブライネが背後から素晴らしいロングボールを前線に運ぶと、フォーデンがGKペトロヴィッチを丸め込むが、シュートコース角度がなくなり、フィニッシュを決めることができない。

20分、デ・ブライネが前線へパスを送ると、グリーリッシュとアルバレスがコンビネーションを見せ、2人のDFを翻弄する。そして10m程の距離から低弾道シュートを放つが、チームメイトに当たり、ブロックされる。

35分、今度はチェルシーのアタック。マドゥエケがアウトサイドレーンを突いてボックス右サイドのスペースに移動し、マンチェスター・シティ守備陣の背後にボールを流し込んだ。そしてジャクソンにボックス内に向かってボールを運ばれると、強烈なローシュートを打たれてしまうが、ストーンズが右足でこれをうまくブロックした。

その後は得点が入ることもなく、前半を両者スコアレスで終える。マンチェスター・シティは終始ポゼッションを支配していたが、枠内ゴール数は0となっており、思うような試合展開とはならなかった。

後半開始前にルベン・ディアスを投入して試合を再開する。

早速チャンスを掴んだのはチェルシー。49分、ペナルティエリアのすぐそばでギャラガーにボールが届き、ジャクソンにスルーパスを通されたが、彼のシュートをオルテガがビッグセーブ。しかしチェルシーは攻撃を継続して、ワイドに展開したパーマーのクロスをジャクソンが至近距離からヘディングシュート。だがここもオルテガがしっかりとゴールを守り切った。

84分、ついにゴールが生まれる。ドクとデ・ブライネが連携してチェルシーのゴールラインに近づけると、左のボックス内からゴール前へクロスを上げた。ペドロヴィッチが足を伸ばすものの、ディフレクションし、ベルナルドの進路にボールは流れ、ファーポストへとフィニッシュ。

マンチェスターシティは、負傷中のアーリング・ハーランドの欠場で切れ味を欠き、前半の45分で枠内シュートを記録できなかったが、終盤のベルナルドの先制点でチェルシーを下した。5月25日のFAカップ決勝でマンチェスター・ユナイテッド対コベントリー戦の勝者と対戦することになる。