<重賞レース分析>3歳ダート三冠競走初戦!羽田盃は、枠順や臨戦過程がポイントに!
レース名は東京での最初の競馬が1927年に羽田で開催されたことに由来。「3歳ダート三冠競走」の初戦に位置付けられるこのレースは、今年からダートグレード競走として実施され、南関東だけでなく全国各地から強豪馬が参戦する。持久力だけでなくスピードも求められる1,800m戦を制し、東京ダービーの主役候補となるのはどの馬か注目だ。
ここでは羽田盃10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第69回 羽田盃(JpnI)
2024年4月24日(水) 20:10発走
距離:1,800m
第68回優勝馬:ミックファイア号 【東京シティ競馬】
■上位人気馬はそれなりに信頼できる
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「船橋」勢が優秀な成績をマークしていた
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■令和になってからは内外極端な枠に入った馬が不振
【馬番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第64回(令和元年)以降の過去5年に限ると、1~3番の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)、4~10番の馬は[4-4-4-23](3着内率34.3%)、11~16番の馬は[1-0-1-21](3着内率8.7%)である。近年の傾向を重く見るならば、外寄りの枠に入った馬だけでなく、内寄りの枠に入った馬も割り引きが必要だ。
■前走で1,600m超のレースを使っていた馬が中心
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第63回(平成30年)以降の過去6年に限ると、1,600m以下の馬は[0-1-1-23](3着内率8.0%)、1,600m超の馬は[6-5-5-46](3着内率25.8%)である。前走が1,600m以下のレースだった馬は、過信禁物と見るべきだろう。
■前走の出走頭数も重要
【前走の出走頭数別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第64回(令和元年)以降の過去5年に限ると、9頭以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、10~13頭の馬は[2-2-2-28](3着内率17.6%)、14頭以上の馬は[3-3-3-22](3着内率29.0%)である。臨戦過程を比較する際は、前走が多頭数のレースだった馬を高く評価したい。
■“全日本2歳優駿”で善戦した馬は堅実
【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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