【ラグビー/NTTリーグワン】貫きたい“エキサイティングなラグビー”。 2年ぶりにピッチに立つベテランが先導役となる<日野レッドドルフィンズ>
日野レッドドルフィンズ 染山茂範選手 【写真提供:日野レッドドルフィンズ】
日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)は4月20日(土)に神奈川県の厚木市荻野運動公園競技場でのビジターゲームでクリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)と対戦する。日野RDにとっては、勝てばディビジョン3優勝が決定する大事な試合だ。
第11節の中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)戦は26対26で引き分け。開幕からの連勝は7でストップした。それでも、無敗は継続中だ。
苑田右二ヘッドコーチは「開幕前から『全勝でD2昇格を果たす』という目標を掲げて取り組んできたが、現在、リーグワンで無敗はD1の埼玉パナソニックワイルドナイツとウチだけなので挑戦は続いている。前節は、引き分けという結果以上に日野RDの掲げる“エキサイティングなラグビー”を最後まで貫けなかったことを悔しく感じている。1年間取り組んできた“エキサイティングなラグビー”を80分間出し切るところが重要になってくる」と語る。
そして、勝てば優勝が決定するというこの試合で、苑田ヘッドコーチがスタンドオフの先発に指名したのが、染山茂範だ。明治大学から中国RRを経て2017年に日野自動車レッドドルフィンズ(当時)に加入し、トップリーグ昇格の際には中心選手として活躍したベテランに試合の舵取りは託された。
「けがで試合間隔が(2年以上)空いてしまっている部分に若干の不安はありますが、練習でうまくこの試合に向けて状態を合わせられた。気負わずに自信をもって試合に入りたいと思います」と準備は万端。
「WG昭島は体の大きな選手も多く突破力があるので、ディフェンスで相手にゲインさせないこと。日野RDとしては我慢しながら確実なプレーでマイボールを継続し、しっかりスペースができたときに正しい場所へボールを運んでいく。そこがポイントだと思っています」と染山は試合を見据える。
さらに染山にとってモチベーションの源となることがもう一つある。明治大学から同期の堀江恭佑もナンバーエイトのポジションで今季初先発するのだ。
「大学ではプライベートでも仲が良く、いろいろなことを共有してきたかけがえのない存在です。ひと言では言えないのですが……。お互いに試合では出し切って、一緒に喜び合えたらと思います」と染山は言葉を継ぎつつも、「『この試合に勝てば優勝だ』などと考えている選手は一人もいない。前節で引き分けて、みんな非常に悔しい思いをしているので、『あの引き分けがあったからこそ、この試合がベストになった』と言える結果が一番です」と力強く語った。
日野市にはこんなに素晴らしいラグビーのチームがある、ということを伝えるべく1年間を戦って来た日野RDにとっては集大成のゲーム。今季のD3優勝はもちろん、その先へと続く道も見据えてWG昭島戦に臨む。
(関谷智紀)
第11節の中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)戦は26対26で引き分け。開幕からの連勝は7でストップした。それでも、無敗は継続中だ。
苑田右二ヘッドコーチは「開幕前から『全勝でD2昇格を果たす』という目標を掲げて取り組んできたが、現在、リーグワンで無敗はD1の埼玉パナソニックワイルドナイツとウチだけなので挑戦は続いている。前節は、引き分けという結果以上に日野RDの掲げる“エキサイティングなラグビー”を最後まで貫けなかったことを悔しく感じている。1年間取り組んできた“エキサイティングなラグビー”を80分間出し切るところが重要になってくる」と語る。
そして、勝てば優勝が決定するというこの試合で、苑田ヘッドコーチがスタンドオフの先発に指名したのが、染山茂範だ。明治大学から中国RRを経て2017年に日野自動車レッドドルフィンズ(当時)に加入し、トップリーグ昇格の際には中心選手として活躍したベテランに試合の舵取りは託された。
「けがで試合間隔が(2年以上)空いてしまっている部分に若干の不安はありますが、練習でうまくこの試合に向けて状態を合わせられた。気負わずに自信をもって試合に入りたいと思います」と準備は万端。
「WG昭島は体の大きな選手も多く突破力があるので、ディフェンスで相手にゲインさせないこと。日野RDとしては我慢しながら確実なプレーでマイボールを継続し、しっかりスペースができたときに正しい場所へボールを運んでいく。そこがポイントだと思っています」と染山は試合を見据える。
さらに染山にとってモチベーションの源となることがもう一つある。明治大学から同期の堀江恭佑もナンバーエイトのポジションで今季初先発するのだ。
「大学ではプライベートでも仲が良く、いろいろなことを共有してきたかけがえのない存在です。ひと言では言えないのですが……。お互いに試合では出し切って、一緒に喜び合えたらと思います」と染山は言葉を継ぎつつも、「『この試合に勝てば優勝だ』などと考えている選手は一人もいない。前節で引き分けて、みんな非常に悔しい思いをしているので、『あの引き分けがあったからこそ、この試合がベストになった』と言える結果が一番です」と力強く語った。
日野市にはこんなに素晴らしいラグビーのチームがある、ということを伝えるべく1年間を戦って来た日野RDにとっては集大成のゲーム。今季のD3優勝はもちろん、その先へと続く道も見据えてWG昭島戦に臨む。
(関谷智紀)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ