【ラグビー/NTTリーグワン】しびれる戦いを前に現れた浦安DRの“新風”。 ドキドキよりもワクワクの初キャップへ<浦安D-Rocks>

浦安D-Rocks 何松健太郎選手 【©浦安D-Rocks】

リーグ戦を首位で通過した浦安D-Rocks(以下、浦安DR)は、順位決定戦の2試合をホストゲームで開催する権利を獲得。その第1戦では、千葉県のゼットエーオリプリスタジアムでリーグ3位の豊田自動織機シャトルズ愛知と対戦する。

順位決定戦の2試合に入替戦の2試合と、ここからしびれる試合が連続するタイミングで浦安DRに新しい風が吹き込まれる。今年1月にアーリーエントリーとして登録され、この4月からチームに本格的に合流した何松健太郎が、今節のメンバー入りをつかんだ。大学時代はコロナウイルスの影響でラグビーをできない時期やけがに悩まされる時間があるなど一度は「無理かな」とあきらめかけたジャパンラグビー リーグワンの舞台。いま、その中に飛び込み、プレーのメリハリや判断スピード、コンタクト強度などに日々、先輩たちとの差を痛感しながらも「本当に夢のようですごく楽しい」と話した新人は、その経験をかみ締めながら過ごしている。

「プレータイムを増やすことやいいパフォーマンスを発揮することなどを意識しています。ハンドリングなどスキル面はやっていける感触もありますし、(センターという)ポジション柄、コンタクトで大柄な外国籍選手に勝つのは難しくても対等に渡り合い、穴にならないようにやっていかないといけないと思っています」

昨季、ディビジョン1昇格を逃した浦安DRからすれば、今季の勝負はここからが本番と言っていい。そんなシチュエーションでの抜擢にも「そう考えたら緊張せざるを得ないと思いますけど、自分はずっと試合に出たかったので、そこまで深く考えずにいつもどおりの気持ちでいます。最初は緊張するかもしれないですが、コンタクトすればそれも忘れると思いますね。まあ、いつもあまり何も考えていないので(笑)」。心の内にあるのは、ドキドキではなくワクワクのようだ。

「特徴的なものがある選手ではない」と自らを評し、だからこそ、「細かい、見えない仕事をミスなく突き詰めチームにいい影響を与えたい」と何松。怖いもの知らずの“なにけん”(何松の愛称)が、いまかいまかと記念すべき1キャップ目を待ちわびている。

(須賀大輔)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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