ボートレース福岡のヴィーナスシリーズ第1戦（4月13日～18日開催）が終了した。優勝戦は2号艇の藤原菜希（東京37歳）【写真4枚】が快勝。2コースからコンマ11のトップタイスタートを決めてまくり切った。2着には4号艇の平山智加（香川）、3着には6号艇の米丸乃絵（福岡）が入り、3連単は2-4-6で2万0080円の48番人気決着となった。

　勝った藤原は2022年11月の三国ヴィーナスシリーズ以来となる約1年5カ月ぶりの優勝で通算7V。福岡では当地初優出初Vとなった。前節の多摩川オールレディースでは優勝戦1号艇で2着に敗れる悔しい思いを味わったが、その雪辱をすぐさま果たしてみせた。

　レース後には「バランスがすごい取れていて、乗り心地が良かったです。うねりがあったんですが、それに負けず向いてくれていたので、エンジンのおかげだと思います。今は毎回優勝戦に乗ることを目標にして走っています」と語っていた。

　今節の藤原は2･5･1･2･1･2･1･1･1･1着。初日ドリーム戦では5着に終わったものの、2日目にイン逃げ、3日目に2コースまくり、4日目にイン逃げを決めるなど着実にポイントを重ねて予選3位通過。準優をイン逃げで制して優出切符を手にした。そして優勝戦では2コースからまくり一撃。今期ここまで2コース1着率50％の力を見せつけた。藤原は通算7Vのうち4Vが2号艇での優勝となった。

【藤原菜希 優勝歴】
2019年3月　大村オールレディース （1コース逃げ）
2019年4月　平和島オールレディース （1コース逃げ）
2022年3月　戸田一般戦 （4コース差し）
2022年5月　若松ヴィーナスシリーズ （2コース差し）
2022年7月　三国オールレディース （2コース抜き）
2022年11月 三国ヴィーナスシリーズ （2コース差し）
2024年4月　福岡ヴィーナスシリーズ （2コースまくり）

　藤原はこれで優勝賞金80万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で15位だったが、9位まで上がってきた。

　今年の藤原はシーズン序盤こそやや苦戦したが、ここにきて3月の丸亀オールレディースで優出5着、4月の多摩川オールレディースで優出2着、そして福岡ヴィーナスシリーズで優勝と、一気にリズムを上げて3節連続優出の活躍。ベスト12圏内に入ってきた。

　自身初のクイーンズクライマックス出場に向けてさらに勢いを増していきたいところ。次節は4月25日からの唐津オールレディースに登場する。


【2024年女子賞金ランキング】（4月18日20時30分現在）
1位　守屋　美穂 15,393,000円
2位　平山　智加 14,376,866円 （福岡優勝戦2着）
3位　浜田亜理沙 13,967,666円
4位　遠藤　エミ 13,835,000円
5位　渡邉　優美 13,214,000円 （福岡優勝戦4着）
6位　宇野　弥生 13,040,932円
7位　三浦　永理 12,457,000円 （福岡優勝戦6着）
8位　細川　裕子 11,326,999円
9位　藤原　菜希 10,609,000円 （福岡優勝戦1着）
10位 海野ゆかり 10,514,000円
11位 清埜　翔子 10,308,000円
12位 寺田　千恵　9,785,232円
13位 西橋　奈未　9,769,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 松尾　夏海　9,536,000円
15位 田口　節子　9,042,000円
16位 香川　素子　8,793,000円
17位 西岡　成美　8,686,000円
18位 川野　芽唯　8,682,982円
19位 大瀧明日香　8,661,000円
20位 平田さやか　8,589,666円
｜
45位 中川　りな　6,341,982円 （福岡優勝戦5着）
57位 米丸　乃絵　5,597,834円 （福岡優勝戦3着）
（※守屋美穂はG1・G2選出除外によりクイーンズクライマックスは除外）

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