【ノルディックコンバインド】2023/2024シーズンを終えて W杯フル参戦2シーズン目の山本侑弥選手は「海外勢の強化のすごさ」を痛感 競技に集中できる環境で底上げを目指す

チーム・協会
 ノルディックコンバインドのFISワールドカップ(W杯)は、3月24日のトロンヘイム大会(ノルウェー)で2023/2024シーズンが終了。約4カ月に及ぶ長い戦い終えた選手たちにシーズンを振り返って感じたこと、来シーズンに向けた思いを聞きました。

 W杯にフル参戦2シーズン目となった山本侑弥選手。「これまでで一番いい状態」という手応えとともに開幕を迎えるも、「それ以上に世界のレベルが上がっていた。自分がすごく甘かった」。
思っていたような結果がなかなか出ず今季最高成績は35位、W杯総合成績は59位でした。この春に早稲田大学を卒業し、「4月からは競技一本でいける環境」の中で世界と戦うべくレベルアップを誓いました。

山本侑弥選手 【全日本スキー連盟ノルディックコンバインドチーム】

―シーズンを振り返って

「精神面はすごく成長できていると思う。日本にいる時は試合数が少ないこともあって一喜一憂してしまっていた。(渡部)暁斗さんとか(兄の)涼太を見ていると、一試合の結果ではなく長いシーズンを見た方がいいんだと学ばせてもらった。やってきたことは昨季よりも良くなっていると思って(W杯に)入ったが、それ以上に海外の選手たちの強化がすごかったなと感じました。特にクロカンでそれを感じた。昨シーズンは走れていなかったのに今シーズンは走れている選手が多かった」

―来シーズンに向けて

「基本的に全ての底上げを図りたいと思う。4月からは競技一本でいける環境を整えてくださったので、ひたむきに競技と向き合っていきたい」

―大学生活を終えて

「振り返ると人間的な成長がすごくできたかなと思う。今まであまり周りが見えてないというか、猪突猛進な感じだったんですけどね。基本的には周りを色々見て行動ができるようになったと思います。4月からはSWCC株式会社に就職して、長野を拠点にして活動していきます」
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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