セレッソ大阪【J1リーグ第6節 C大阪vs.柏】レオ セアラの今季3点目で先制も、追いつかれてドロー。雨中の激闘で勝点1を分け合う
【CEREZO OSAKA】
柏のホームゲーム独特の雰囲気がスタジアムを包む中、セレッソは序盤から相手の勢いに押される展開が続く。5分、相手DFラインのフィードから前線で収められ、ピンチを招くも、ここはGKキム ジンヒョンが体を張って阻止。前節の勝利の立役者が、この試合でも早速チームを救った。その後も柏のハイプレスの前にボールを運べず自陣でのプレーを余儀なくされたが、14分、登里享平が左サイドのスペースへロングパスを送ると、走り込んだカピシャーバがスピードを生かしてマークを振り切り中へクロス。飛び込んだレオ セアラが相手DFに倒されてPKを獲得すると、19分、これを自ら決めて、セレッソが先制に成功した。苦しい展開ながらも相手の矢印を裏返す、登里の機転の利いたパスで先手を取ったセレッソだが、2分後、すぐに追いつかれてしまう。自陣で何度かミスが続いてボールを失うと、20年にはセレッソ大阪U-23でもプレーして活躍した島村拓弥にドリブルで運ばれ、最後は柏の10番マテウス サヴィオに決められた。その後も勢いづく柏に対し、守勢に回ったセレッソだが、30分を過ぎたあたりからはボールを持って反撃開始。34分、42分とクルークスのサイドから好機も作ったが、最後は仕留めることができず、前半は1-1で折り返した。
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ここから終盤にかけて、試合はオープンな展開となる。セレッソはピンチもあったが、好機も作ると、80分、舩木翔の縦パスをスイッチに北野、山田とつなぎ、最後は山田が絶妙なクロスを送ったが、中のセアラとはわずかに合わず。88分にもビッグチャンス。毎熊晟矢が登里とともに中に入ってパスをつなぎ、真ん中を破って左サイドへ展開。上門知樹、山田とつなぎ、山田のクロスにファーで柴山が折り返すと、中で受けた北野が反転シュートを狙ったが、相手DFに防がれた。形は作るもあと1点が遠かった今節のセレッソ。ただし、柏の鋭い攻撃にも最後まで体を張って守り、勝ち越しゴールは許さず。試合は高い強度を保ったまま両チームが全力を出し尽くし、1-1で終了した。
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(文=小田尚史)
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