プレミアリーグ第31節、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにアストン・ヴィラを迎えた。

前節、ホーム戦でアーセナルと0-0に終わったマンチェスター・シティは、リコ・ルイス、フォーデン、アルバレスを先発に起用。リーグ優勝争いではアーセナル、リヴァプールとの上位直接対決が終了したため、勝ち点を落とすことは何としても避けたい試合であった。

今季4位につけているアストン・ヴィラに対し、ポゼッションをキープしながら攻勢に出るマンチェスター・シティは11分、フォーデンが右サイドにパスを出すと、ドクがボールを折り返し、エリア内への素晴らしい走り込みを見せたロドリがボックス内から鋭いミドル​​シュートを放った。VARのチェックがあったが、ドクのオンサイドでホームチームが1点リードする。

順調な滑り出しに見えたが、20分、アストン・ヴィラのペナルティエリアまで押し込んでいたマンチェスター・シティだがボールを奪われ、鋭いカウンターに遭う。ザニオーロからパスを受けたデュランにロジャースとのワンツーでエリア内への侵入を許し、ゴール下隅にフィニッシュを決められて試合は振り出しに戻る。

同点に追いつかれたマンチェスター・シティだったが、36分、リコ・ルイスのワンタッチでボールを受けたアルバレスが、ファーポストを狙ったグラウンダーのシュートを放つが、ここはアストン・ヴィラのGKオルセンが右足を残し、ビッグセーブを見せた。

このままハーフタイムへ突入すると思われた37分。今シーズン素晴らしい活躍を見せるフォーデンがオルセンの意表を突き、壁の間をすり抜けたフリーキックをゴール下隅に叩き込んだ。

早々に追いつかれたマンチェスター・シティだったが前半のうちに2点目を決め、アストン・ヴィラを引き離す。

後半戦もマンチェスター・シティはポゼッションを維持しながら攻撃の手を緩めない。

62分、パスを受けたロドリがボールをキープしてDFを引きつけると、ペナルティエリア内にいたフォーデンが素早いパスを受け、そのままワンタッチシュートでゴール右下隅に素晴らしいフィニッシュを決めた。

イングランドのエースは止まらない。69分、フリーキックからゴールを狙ってボールを失ったマンチェスター・シティだったが、見事にボールを取り戻したフォーデンが左足に持ち替えて体勢を崩しながらも約20メートルの距離から右上隅にゴールを決めた。この得点でフォーデンはハットトリックを達成。

マンチェスター・シティはその後ボブやゴメスなどを投入し、選手を入れ替えながらもアストン・ヴィラを圧倒し、3点リードのまま試合終了。ホームで貴重な勝ち点3を確保し、難敵アストン・ヴィラを4-1で下した。次節はアウェイのクリスタル・パレス戦、そしてその3日後にはCL準々決勝レアル・マドリード戦が控えている。