セレッソ大阪【J1リーグ第6節 C大阪vs.柏】前への矢印が強い柏レイソルに対し、前節の課題も生かしつつ、敵地に乗り込み4連勝を目指す

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【CEREZO OSAKA】

前節の湘南ベルマーレ戦から中3日、セレッソ大阪は柏レイソルのホームに乗り込み、4連勝を目指して明治安田J1リーグ第6節に挑む。明治安田J1リーグ全体としても今季初の連戦となる。

今節へ向けた準備期間は短かった中、選手たちは疲労回復に重きを置き、準備を重ねた。その中で、試合前日にはミーティングで戦術面も確認。「直近の2戦から学びながら、明日に向けても準備してきました」(ヴィトール ブエノ)と、“対レイソル”の部分でも共有を図った。前節の湘南戦では、前半は相手の連動したプレスに対し、ボールを前に運ぶことに苦労した。今節の柏も強度の高いプレスが特長なだけに、セレッソとしても足元と背後、ショートパスとロングパスの使い分けは重要になる。前節の課題として出た、「相手の矢印を見て」(小菊昭雄監督)プレーすることが、早速、生かされる試合になるかも知れない。また、前々節のサガン鳥栖戦も含め、前半の厳しい時間帯で失点せずに耐えたことで、後半に流れを持ってくることができた。現在の好調の要因について指揮官は、「今はどのような攻守で時間を共有するのか、どうゲームをコントロールするのか、そのあたりを強固に共有できていること」を挙げるが、今節も90分の中で必ず訪れる我慢の時間帯をいかにしのげるかもポイントになる。その上で、自分たちの流れで訪れた決定機を確実に仕留め、試合を優位に進めていきたい。

【CEREZO OSAKA】

ここまで開幕5戦負けなしとスタートダッシュに成功したクラブ設立30周年イヤーだが、シーズンはまだ始まったばかり。今週の柏、アルビレックス新潟と続くアウェイの連戦をどう乗り切るか。シーズン序盤の一つの山場となる。「キャンプから一人一人をリスペクトし合いながら、いい競争をしながら、いいグループになっている」と指揮官も手応えを覗かせるが、タイ、宮崎のキャンプからチーム全体で取り組んできた、「誰が出ても戦えるチーム力」を今こそ発揮したい。前々節はブエノと柴山昌也、前節は北野颯太、2試合連続で途中出場の選手がゴールも決めている。「『次は俺だぞ』と高いモチベーションでたくさんの選手が取り組んでくれている」と小菊監督もチームの様子を伝えるが、今節も先発11人だけではなく、ベンチ入り7選手も含めたチーム全体のパワーを相手にぶつけたい。柏の強固な守備に対し、前節に続きセットプレーを有効活用することも重要だ。

【CEREZO OSAKA】

前節、加入後初スタメンを飾り、先制アシストで勝利に貢献したブエノは、「チーム全体としてもコミュニケーションは取れているので、それをピッチで発揮できれば、もっと強いチームになっていく」と今後へ向けた手応えも話した。毎回1点を争う競った展開になることが多いアウェイでの柏戦だが、ここをしっかり乗り越えて、「成長スピードを上げていく」(小菊監督)敵地での大きな1勝を目指す。
(文=小田尚史)
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