【ラグビー/NTTリーグワン】本職での先発へ。新しい攻撃の形を生み出す ゲームコントロールに期待が懸かる<日野レッドドルフィンズ>

日野レッドドルフィンズ 土肥恵太選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)は3月31日(日)、Balcom BMW Stadiumでのビジターゲームで中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)と対戦する。その中国RR戦に向けたスターティングメンバーでスタンドオフに土肥恵太の名前が今季初めて記された。

「前節の清水建設江東ブルーシャークス戦が終わった直後に、苑田さん(苑田右二ヘッドコーチ)から『次の試合は準備しておいてほしい』と言われました。そのときはうれしさ半分、緊張半分という感じでしたが、そこからしっかり対応はできていると思います」

土肥は“本職”のスタンドオフで日野RDの“新しい攻撃の形”を見せるべく、冷静かつ熱く闘志を燃やし、「まずはいかにゲームをコントロールするかが一番のカギになると思います。自分が動く場面もあるとは思いますが、やはりどうやったら味方が気持ちよくプレーできるのかを突き詰めていきたい」と試合を見据える。

そんな土肥について苑田ヘッドコーチも「非常にスキルのある選手で、ゲームコントロールもしっかり遂行できる。若い選手ですし、こういった経験が成長につながると思うので、中国RR戦では自分の強みを生かしてチームをどんどんドライブしてほしい」と期待を寄せている。

センターとフルバックのポジションで今季5試合に出場している土肥。今季はさまざまなポジションで起用されたことで、試合の展開を読む判断力がさらに磨かれたと語る。

「フルバックで出場した前回の中国RRとの対戦でも、状況に応じたパスや正確なキックなど自分の強みを最大限に出せたので、ぜひ、スタンドオフのポジションでもそういった最大限のプレーを見せて勝利に貢献したい。その中で(ディビジョン3)優勝の可能性がある試合でのスタメンはとてもうれしいですが、まずは自分たちのラグビーをしっかりやり抜いて勝つだけなので。試合ではやるべきことに集中して勝ちたい。結果として優勝し、ファンのみなさんとともに喜べたら最高です」

土肥が日野RDの“新しい攻撃の形”を見せることができれば、来季以降へ向け戦略のオプションもさらに広がる。広島の地でどんなゲームを創りあげてくれるのか。若き司令塔のプレーに期待が高まる。

(関谷智紀)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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