スーパーフォーミュラのレースデータを活⽤したデータサイエンティスト育成研修を初開催
写真:SUPER FORMULA公式アプリ『SFgo(エスエフゴー)』では様々な情報を⾒ることができます 【JRP】
本研修の最⼤の特徴は、⽤いられたデータは研修⽤に結果が出るよう事前に整理されたデータセットではなく、異常値や⽋損、データの不⼗分さが含まれている実データであり、かつ、受講者にとってはこれまでに経験したことがないモータースポーツ業界という未知の世界のデータであり、前提となる知識がない業界のデータにおいても安定して汎⽤的に求められる結果を出すことができるスキルを磨くことを⽬的としています。最終的には演習において実際のラップタイムと±0.3秒に迫る精度となる結果を得ることができました。JRPでは、こうしたスキルは他業界の販売予測などに汎⽤的に活⽤することができ、あらゆる業界のDXの推進とそれらを⽀えるデータサイエンティストの育成に貢献したいと期待を込めています。また今後、実データを⽤いたデータサイエンティスト育成研修の対象を⼀般企業へ広げ、各⼤会に合わせて不定期で開催いたします。データサイエンティスト育成に興味・関⼼のある企業様からのご要望をお待ち申し上げております。
現実のデータに触れることは良いデータサイエンティストを育成する上でとても重要であると同時に、参加者がこれを機にモータースポーツに関⼼を持ったり、レース観戦の解像度を上げることに繋がれば、産業界とモータースポーツ業界の双⽅にとって⼤きなシナジーとなると思います。
講師:東京⼤学⼤学院助教、株式会社データビークル顧問 ⻄内啓 ⽒ 【JRP】
サーキットでチームが実際にデータを確認する時間は限られており、⼈間だけではどうしても解析が追い付かないことが多いです。このような研修でもっとシステム的に解析結果が出るようになれば、チームとしても価値があります。「実はセンサーデータが正しくないケースに気づかずに分析してしまう」ことは新⽶エンジニアにありがちなミスであり、数字ばかり⾒るのは本当に危険で、限られた時間を無駄にしてしまいます。実データを⽤いることはこうした感性も養うことができると思います。
ゲスト:TEAM MUGEN 15号⾞ チーフエンジニア ⼩池智彦 ⽒ 【JRP】
【JRP】
・もともとモータースポーツに興味があって、業務でも⾛⾏データを扱う機会があったが、実データを使ってより深く分析できたのが⾮常によかった。
・実データを使って価値のあるデータを⾒つける研修はとても⾯⽩かったし、業務に活かせると思う。
・実データを⽤いてSQLによる分析に触れられたことはもちろん、データアナリティクスの組み⽴て⽅、考え方を学べたのは⾮常によかった。
※SQL:サーバー/PCなどに蓄積されているデータベースを活⽤するためのプログラム⾔語
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