FAカップ第6戦、前回王者のマンチェスター・シティはニューカッスルと対戦した。FAカップで両者が対戦するのは2019-2020シーズン以来。今シーズンのリーグ戦ではニューカッスルに敗北しており、リベンジマッチとなった。なおマンチェスターシティは前節のリーグ戦、リヴァプール戦の影響でエデルソンとケヴィン・デ・ブライネが怪我によりベンチ外。

5バックのニューカッスルに対し、マンチェスター・シティは安定したボールポゼッションで素早いパス回しをしていた。試合が動いたのは開始14分。ロドリが右のスペースにいたベルナルドにパスを出すと、ベルナルドがペナルティエリア内にドリブルで侵入しシュートを放つと、ボールは相手DF選手に当たってディフレクションし、ゴール隅へと吸い込まれた。マンチェスター・シティが先制する。

31分にはまたもベルナルドが動く。マンチェスター・シティがポゼッションを保持しながら、高い位置でボールを回す中、ディアスからパスを受けたベルナルドがディフェンダー2人の内側に切り込み、左足でゴール方向にシュートを放った。ボールはニューカッスルの選手に当たってディフレクションし、オウンゴールとなったが、マンチェスター・シティは前半のうちに2点のリードを築き、試合を完全にコントロールするのにそれほど時間はかからなかった。

後半が進むにつれて雨が降り続いたため、当然のことながら序盤の勢いはいくらか収まったが、依然としてマンチェスター・シティが安定してボールを保持し続けて主導権を握り、プレーのテンポと流れをコントロールしていた。

このまま2-0でマンチェスター・シティが勝利し、FAカップ史上初となる6シーズン連続の準決勝進出を決めた。マンチェスター・シティの次の試合はインターナショナルブレイクを挟んで、3月31日日曜日にプレミアリーグで重要な試合となる第30節ホームでのアーセナル戦が控えている。