仙台89ers:2023-24シーズン 第25節(3/6 Home Game vs 秋田 at ゼビオアリーナ仙台)プレビュー

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿されたhirop1969さんによる記事です。】

◯これまでの仙台

第24節のレビューはこちら。
前節京都にHomeで連勝して勝ち星を伸ばしたかったところも、地力を見せた京都にGame2を敗北し、今季勝率5割に向けては黄信号。なぜならこのあと各地区1位の宇都宮に3、三遠に2、島根に2、東地区2位のA東京と1、合わせて8Gameを残しており、ここで1つ以上勝てないと今季の負け越しが確定してしまうという厳しい状況になってしまったため。かといって残りの東地区の秋田、群馬、北海道、茨城もそれぞれ与するには決して容易ではない相手ですから一つ一つ勝利を積み重ねていくほかありません。

とはいえ昨季は19しか積み上げられなかった勝利数も、今季は41Game消化時点で18、昨季を超える勝利数はおそらく間違いないとは思いますし、他クラブの状況を鑑みても今季降格の憂き目にはおそらく遭うことはないと思いますが、何かの拍子でチーム内の歯車が狂ってしまえば、この先全敗ということも決してありえないことではないので、毎Gameまろび出る課題をつぶしていきながら今季の残り19Gameを駆け抜けてほしいところです。

◯秋田ノーザンハピネッツ

前回対戦のプレビューはこちら。
この対戦のほかに、今季はPSMにあたるTOHOKU CUPでも秋田と決勝戦で対戦し、この時も勝利、仙台はTOHOKU CUP2度目の優勝を果たしています。

秋田と言えばbjリーグ時代から続く不倶戴天の仇敵、とは言うまでもありませんが、ことBリーグ発足後に関していうと圧倒的に秋田のほうが勝利しているのは実に悔しい現実。とはいえ先に書いたTOHOKU CUPや前回対戦では秋田のチーム状態がgdgdであったにせよ解消できたのは溜飲を下げる思いではありました。

しかしながら、フィットしきれなかった2外国籍選手をウェイブしてライスナーとカーターを迎え入れ、中山がケガから復帰してきたところから状況は一変。12月の12Gameで11勝1敗を記録すると、そこまで3勝11敗と背負ったいた借金を一気に返済、返済どころか勝率も5割以上にカムバック。さすがに攻守に噛み合うとこのクラブは強い・・・。年が明けてからは12月ほどの破竹の連勝はなくなったものの、しっかり勝率5割をキープ、CS進出も視野に入る位置につけています。

ではいつものように仙台⇔秋田として主要チームスタッツを比較してみましょう。

PPG:78.9⇔74.0
FG%:43.6%⇔40.5%
APG:20.7⇔18.7
OFFRTG:106.8⇔103.5
RPG:40.8⇔40.3
OPP・PPG:79.7⇔74.5
DEFRTG:107.9⇔104.2

スタッツだけを見ると仙台のほうが概ね上をいっているのですが順位、勝利数は秋田のほうが上という状況はちょっと不思議。他のスタッツをみても秋田が仙台を上回っているところはあまりないのですが、注目すべきはDEFRTGとOPP・PPGのところで、秋田は仙台以上のディフェンスのクラブだというところが見てとれます。

◯今節の展望

まずは今節対戦する秋田は前回対戦の秋田とは全くの別チームだと思わないといけないでしょう。特にディフェンスについては前回以上に激しく厳しく来ることは間違いなく、先に連敗を喫した佐賀以上のものがあることは間違いありません。

仙台としては、やはり相手の激しいディフェンスをしっかりとかいくぐっていかなければなりません。ディフェンスが強力だった宇都宮や佐賀戦との対戦での課題をどこまで解消できているか。ディフェンスをかいくぐることができなければ、いかにこれまで秋田を上回るスタッツを記録していたといえども詮無きこと。おそらくはロースコアの展開になりそうですが、それでは秋田のペース、阿部を中心にしっかりと意図を持った崩しで対処してほしい。

一方、オフェンス面ではやはり少し秋田のほうには難がありそうなので、ディフェンス面で仙台も秋田と同等以上にインテンシティをたかく遂行できるかどうかも注目のしどころでしょう。その点、仙台はディフェンススキルの高いトーマスが負傷から復帰していますし、チームとしての粘り強いディフェンスに期待したいところ。

今節はWeekDayのHome Gameですが、今節も多くの仙台のファン・ブースター、秋田ブースターはもとより多くの観客が平日にもかかわらず詰めかけることが予想されます。やはり仇敵秋田との対決はいつもとは違った感情も沸く非常に楽しみでやはりどこか特別な一戦。これまでは悔しい想いのほうが多かったですが、今季一味違うのは仙台も同じこと。選手たちは勝利に向けてしっかり準備をしてくることでしょうから、我々もクレイジーピンクの大声援をかき消すような超ダイキエンで選手たちを後押しして、ともに勝利を掴みに行きましょう!Defend the Home!

それではまた。
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