早大スキー部 リレーで男女優勝! 団体も6年ぶり2度目の男女総合優勝(2月19日)

チーム・協会
第97回全日本大学選手権 2月15日~2月19日 秋田・花輪スキー場
【早稲田スポーツ新聞会】記事・写真 堀内まさみ

第97回全日本学生選手権(インカレ)最終日のこの日はクロスカントリーリレーが行われた。男女ともに他を寄せ付けない滑りで優勝。そして6年ぶり2度目となる男女団体総合優勝を成し遂げた。

★クロスカントリー女子リレー

2連覇を成し遂げた女子リレーのメンバー。左から鎌倉、本田、山崎 【早稲田スポーツ新聞会】

 女子最終種目クロスカントリー女子リレー。早大からは前日のクロスカントリー15キロフリーで表彰台を独占した山崎優風(スポ1=長野・飯山)、鎌倉春音(スポ2=長野・白馬)、本田千佳(スポ4=秋田・花輪)の3選手が出走。序盤から強さを見せつけ1位でゴール。昨年に続きリレー2連覇を成し遂げた。

 1走は鎌倉。昨年もリレーに出場し2走で快走を見せた鎌倉は、今年もすばらしい走りを見せた。1周目から先頭を引っ張り、トップで2走の山崎へとつないだ。2走・山崎は1周目は先頭を他大に譲るも、2周目からスパート。2位に6秒の差をつけアンカーの本田につなぐ。本田はまさに「王者の滑り」。序盤から他を寄せ付けることなく独走状態でさらに後ろとの差を引き離しにかかる。5日間で4本のレースを戦った疲労を感じさせない滑りを見せ、2位に53秒の差をつけ1番にゴールに飛び込んだ。昨年からクロスカントリー女子リレーは2連覇を達成した。この結果から本田は個人3種目を含め、今大会四冠。地元鹿角で最高の滑りを披露した。

山崎優風(スポ1=長野・飯山) 【早稲田スポーツ新聞会】

★クロスカントリー男子リレー

大堰徳(スポ3=岩手・盛岡南) 【早稲田スポーツ新聞会】

 長かった今大会を締めくくる最終種目・クロスカントリー男子リレーに出場するのは大堰徳(スポ3=岩手・盛岡南)、山崎大翔(スポ3=富山・南砺平)、小池駿介(スポ2=北海道富良野)、滝沢育矢(スポ2=新潟・十日町)。4選手とも前日までの個人種目で入賞を果たしている最強の布陣。一昨年、昨年とわずかの差で2位に終わり、悔し涙を飲んだ早大。今年は圧倒的な強さを見せつけた。

 1走は滝沢。勢い良く飛び出し、1周目の第1関門から首位につけた。そこから早大は小池、山崎、大堰と続き1度もトップを譲らなかった。レースが進むにつれて早大は圧倒的な強さと速さで後方との後ろに差をつけていった。1走の滝沢、2走小池、4走大堰は区間順位1位、3走の山崎は区間順位2位と選手それぞれが高い実力を発揮し優勝をつかみ取った。

大堰に声援を送る男子リレーのメンバー。左から山崎、滝沢、小池 【早稲田スポーツ新聞会】

 クロスカントリー部門、アルペン部門、ジャンプ部門、ノルディックコンバインド部門の選手たちが5日間熱い戦いを繰り広げたインカレ。男女ともに出場した全種目で入賞者を出し、さらに計10部門で優勝の栄光を手にした。選手として出場した部員はもちろん、出場していない部員たちも早大一丸となってつかんだ男女総合優勝の快挙。秋田・鹿角の地に「紺碧の空」が響き、臙脂にそまった5日間が幕を閉じた。

【早稲田スポーツ新聞会】

結果

▽クロスカントリー女子リレー(5キロ×3)カッコ内は区間順位
優勝 早大 鎌倉(1)‐山崎(1)‐本田(1)

▽クロスカントリー男子リレー(7.5キロ×4)カッコ内は区間順位
優勝 早大 滝沢(1)‐小池(1)‐山崎(2)‐大堰(1)

▽学校対抗得点男子1部
1位 早大 101点(2位と10.5点差)

▽学校対抗得点女子1部
1位 早大 147.5点(2位と29.5点差)
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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