<重賞レース分析>フジノウェーブ記念は、馬齢や前走の着順がポイント!
前身となる東京スプリング盃をレース創設から4連覇したTCKのレジェンドホース「フジノウェーブ」の功績をたたえ、2014年にレース名を改称した。翌月の交流競走・東京スプリントに向け、短距離路線を歩む有力馬たちが数多く出走する。
ここではフジノウェーブ記念10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第15回 フジノウェーブ記念(SIII)
2024年2月28日(水)16:35発走
距離:1,400m
第14回優勝馬:ギャルダル号 【東京シティ競馬】
■3着以内となった馬の大半は8番人気以内
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■3着内率が高いのは「船橋」「川崎」所属馬
[所属別成績](過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第9回(平成30年)以降の過去6年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-1-7](3着内率12.5%)、「船橋」の馬は[2-1-1-10](3着内率28.6%)、「大井」の馬は[3-4-4-54](3着内率16.9%)、「川崎」の馬は[1-1-0-2](3着内率50.0%)である。3着内率が比較的優秀な「船橋」所属馬や「川崎」所属馬は、ひと通りマークしておくべきかもしれない。
■負担重量に注目
【負担重量別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■大敗直後の馬は割り引きが必要
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■近年は脚質も重要なポイント
【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第12回(令和3年)以降の過去3年に限ると、6番手以内の馬は[2-3-3-15](3着内率34.8%)、7番手以下の馬は[1-0-0-19](3着内率5.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していなかった馬は疑ってかかりたい。
■“ウインタースプリント組”の扱いに注意
【“同年のウインタースプリント”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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