【サーフィン】北の大地のサーフシーン 盛り上げにふるさと納税活用 北海道厚真町
北海道厚真町でサーフィンをがんばる子供たち 【厚真町提供】
地元の子供たちにサーフィンを体験してもらう活動も今年で8年目を迎え、学校の登校前、下校後に海へ通う子供たちの姿も見られるようになった。全日本出場やオーストラリアへのサーフィン留学を果たす子も現れ始めたが、いまだサーフタウンとしての課題は多い。
その解決のため、厚真町が立ち上げたのが、ふるさと納税を活用した行政主導のクラウドファンディング。集めたお金の使途は、他のクラファン同様、明確だ。ただ、寄付の方法としてふるさと納税を選択できるため、クラファンの応援者は、厚真町のサーフタウン発展に貢献した上、納税による返礼品がもらえるという一石二鳥の仕組みができ上がった。
返礼品には北海道ならではの美食がラインナップされている。他に類を見ない試みに打って出た厚真町で、日本最北のサーフシーン盛り上げなるか注目される。
雪国の子どもたちにサーフィンを
道内でも元気に自転車を漕いで海に向かう子どもたち 【厚真町提供】
「マリンスポーツを長年してきましたが、冬の北海道でサーフィンしている子どもたちがいることを初めて知りました。海を通してたくさんのことを感じて学んでください」
「年間を通してコンスタントに波があるこのビーチを定期的に清掃活動をする団体や役場など、多くの方たちの支えがあってこそ未来あるサーフィンスポットになっていくと信じています」
「キッズが増えてから海が賑やかになって、いつも元気をもらってます。 浜厚真からたくさんのキッズサーファーが育つよう、応援しています!」
北海道サーフィンの中心「浜厚真海岸」
浜厚真海岸 【厚真町提供】
2016年には、地元サーファーの有志と町が協力し、「サーフィン少年団(あつまビーチクラブ)」を発足。定期的にサーフィン体験会を開き、子供たちがサーフィンに触れる機会を増やしている。クラファンのページでは、サーフィンに打ち込む子供たちについて「毎日自然に触れ、地域を大切に思う気持ちも育んでいると思います」と紹介している。
キッズ体験会でボードの乗り方を教える様子 【厚真町提供】
・キッズ用ウェットスーツ、体験用サーフボードの確保
【厚真町提供】
・キッズ体験運営費用
真剣な表情でサーフィンを習う子供たち 【厚真町提供】
・海岸の整備
ビーチに流れ着いた流木やごみ 【厚真町提供】
宮下さんは「大人ばかりのサーフシーンだったが、ここ10年でキッズサーファーが増え、コンペでも活躍し始めた」と話す。これまで、町が誘致をせずとも、勝手に道内外からサーファーが集まって来ていた。一方で、町民は浜厚真海岸を素通りしてきたが、サーフィンで活躍する子供たちが増えたことで、町民にとっても海岸はなじみがある場所に変化していったという。
大会開催となれば全国からキッズサーファーが集まる 【厚真町提供】
返礼品にはジンギスカンやコメ、ハンバーグも
【厚真町提供】
【厚真町提供】
【厚真町提供】
子供たちも喜ぶサーフィン体験 【厚真町提供】
ふるさと納税「雪国の子ども達のサーフィン環境を整えたい」
開催ページはコチラ
https://furusato-forgood.jp/projects/9a65da14-c357-41fb-8c40-90d13d8d433f
あつまビーチクラブのメンバー 【厚真町提供】
(沢田千秋)
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