「令和5年度第2回JOCオリンピアン研修会」を開催、22名がオリンピックの価値を学ぶ
【「令和5年度第2回JOCオリンピアン研修会」を開催(写真:フォート・キシモト)】
この研修会はJOCオリンピック・ムーブメント事業専門部会が所管し、同アスリート委員会が中心となってプログラムを組み、運営しており、オリンピアン自身がオリンピズムやオリンピックの価値をあらためて学び、アスリート間のネットワーク構築を進めることにより、オリンピック・ムーブメント事業への積極的な参加を促すとともにオリンピアンとして、今後の活躍に役立てることを目的としています。
【松田丈志JOCアスリート委員長(写真:フォート・キシモト)】
オリンピズムについて
【真田久JOA会長(写真:フォート・キシモト)】
新型コロナウイルスのパンデミック下で開催された東京2020大会で、世界のアスリートが分断を乗り越えて連帯した姿を振り返り、「全ての種目を無事成功裏に実施することができたのは、まさに奇跡だったと思います。あれだけ多くのアスリートや関係者が東京に集まったにも関わらず、コロナによる事件や事故等が起こることなく、世界に感動を届けることができました。これはまさに、オリンピズムの肉体・意思・精神を体現できたからだと思います」と称賛。さらに「日本が感染対策で得た知見が世界に大きな影響を与えた」と、東京2020大会の意義を語りました。
また、パリ1924大会での日本選手の健闘とその後の日本のオリンピック振興の歴史を紹介後、パリ2024大会に向け「日本人としてオリンピズムの理念をどう具体化し、実践に移すか考えることが大事な点だと思います」と参加者に問いかけました。
「憧れられるアスリートとして人生を送るための行動とは」について
【グループワーク(写真:フォート・キシモト)】
参加者はそれぞれの経験を共有し、「試練を乗り越えるためには目標の明確化や自分の輝く未来を想像することが重要」「競技力向上には海外のコーチから学ぶことも大切」「海外のメダリストから学んだ人の優しさに感銘を受け、競技以外のことを学ぶことで人間力を磨いた」「引退後の人生設計も課題ですが、競技での経験がそのヒントになる」等、活発な意見交換が行われました。
IOC International Athletes' Forum参加報告
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