【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第5節に向けて】 連敗ストップをかけて、 地元神戸で昨季王者を迎え撃つ

チーム・協会

大型FWを誇るS東京ベイに、神戸スティーラーズがフィジカルバトルに真っ向勝負を挑む。写真は攻守での活躍が期待される若きバックロー、NO8コストリー。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

現在、2連敗中のコベルコ神戸スティーラーズは、ノエビアスタジアム神戸で昨シーズンのリーグワンチャンピオンであるクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)と対戦する。S東京ベイは、第3節静岡ブルーレヴズ戦で逆転負け(19-23)、第4節東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)戦は20-24で惜敗と、主力の怪我もあり、苦しい戦いを強いられて1勝3敗と黒星が先行しているが、決して侮ることはできない。リーグワンきっての大型FWに、BKにもトライゲッターのWTB木田 晴斗、ロングキックが蹴れて、力強いランが魅力のWTBゲラード・ファンデンヒーファーなど、ボールを持たすと厄介な選手が並ぶ。勝利の鍵となるのは、フィジカルバトルだ。加えて、神戸Sは黒星を喫した2試合ともに幾度となく良いアタックを見せるも最終的に仕留めきれず、相手に流れを渡してしまった。先週に引き続き課題であるトライを取り切る“精度”の改善に取り組んで試合に臨む。互いに連敗から抜け出したい一戦は、拮抗した展開が予想される。(取材日:2024年1月12日)

昨シーズン、アーリーエントリーとして第10節BL東京戦でデビューを果たし、ルーキーとして臨む今シーズンは開幕戦から5試合連続で「8番」を付けて出場。S東京ベイ戦に向けて、スピードある走りで、開幕戦以来のトライを狙うと宣言する。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

NO8ティエナン・コストリー
敗れた2試合は、トライが取れるところでミスが出て取り切ることができなくて、ミスから相手に簡単にスコアを許してしまいました。ただ、システムを崩されてトライを取られたわけではありませんし、ディフェンス突破、ゲインメーターなどアタック面に関してはリーグ上位の数字を残しています。グラウンドに出ている15人が自分の役割を100%遂行して、それぞれが質の高いプレーをすれば結果がついてくると思います。S東京ベイのFWは、大きくて強い選手ばかりです。低くタックルに入って、球出しを遅らせることが重要です。相手を勢いづかせないようにして、自分たちのラグビーをやり切りたい。個人としては役割を全うすることはもちろん、ワークレートの高さを発揮して、チームにエナジーをもたらしたいと思います。応援よろしくお願いします!

高校時代をニュージランドで過ごし、2020年度に入団。昨シーズンはCTBで9試合に出場し、さらなる活躍が期待される今シーズンはWTBでプレー。スピードだけでなく、フィジカルでも当たり負けしないようにしたいと意気込む。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB濱野 隼大
昨シーズンはCTBをしていましたが、今シーズンは練習からWTBでプレーすることも多く、前節では「14番」を付けて出場しました。持ち味であるスピードをいかしてトライすることもでき、個人的には手応えを感じることができました。今節はノエビアスタジアム神戸で行われる今シーズン最後の試合です。同スタジアムで行われた第3節は途中出場しましたが、先発では初めて。子供の頃からよく訪れていた会場で、コベルコスティーラーズ(当時)のエスコートキッズとしてピッチに立ったこともあります。両親も見に来てくれますので、思い出深いスタジアムでトライを取ってチームの勝利に貢献したいと思います。

昨シーズンの最終節でチーム史上初の公式戦通算200試合出場を達成し、今節が201試合目のゲームになる。「久しぶりの公式戦なので、緊張感はありますね」と武者振るい。過去1のコンディションだというPR山下(裕)のプレーに注目を。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

PR山下 裕史
2008年度に入団以来、怪我を除いて試合メンバーから外れたことがなかったので、これまでの4試合は悔しい思いをしました。「試合に出たい」という一心で自主練習の時間を増やして取り組み、コンディションは過去最高です。連敗している中でメンバー入りし、プレッシャーもありますが、必ず期待に応えたい。僕の仕事はこれまで以上にスクラムを安定させることです。S東京ベイのスクラムは、重いという印象がありますが、神戸のスクラムをしっかり組んで良いボールをBKに提供したい。今シーズン最後のノエビアスタジム神戸での試合です。連敗を阻止することができるようチーム一丸となって頑張ります!
1月14日(日)14:30KICK OFF  NTTリーグワン2023-24第5節
場所:ノエビアスタジアム神戸
■S東京ベイ戦登録メンバー
1中島 イシレリ 
2松岡 賢太
3具 智元
4ワイサケ・ララトゥブア
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6サウマキ アマナキ
7アーディ・サベア
8ティエナン・コストリー
9中嶋 大希
10ブリン・ガットランド
11濱野 隼大
12ナニ・ラウマペ
13李 承信
14山下 楽平(共同キャプテン)
15松永 貫汰
16北出 卓也
17髙尾 時流
18山下 裕史
19ジェラード・カウリートゥイオティ
20今村 陽良
21日和佐 篤
22ラファエレ ティモシー
23マイケル・リトル

※ホストゲームの試合会場において、被災地の復興支援を目的とし義援金活動を実施いたします。ご協力をよろしくお願いします。
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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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