【ラグビー/NTTリーグワン】シンプルにたくましく。 ゲインラインバトルはロブ・トンプソンの輝く場所<東芝ブレイブルーパス東京>

ロブ・トンプソン選手(中央) 【©ジャパンラグビーリーグワン】

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は1月7日、等々力陸上競技場でクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)と対戦する。開幕3連勝と好スタートを切ったBL東京と、1勝2敗と苦しむ昨季王者のS東京ベイの一戦は、互いのプライドがぶつかり合う激闘となりそうだ。

今季のBL東京では新加入のニュージーランド代表リッチー・モウンガ、シャノン・フリゼルの印象が強いが、同じく新加入のロブ・トンプソンの活躍も目立っている。マオリオールブラックスでもプレーした32歳は、トヨタヴェルブリッツから移籍し、攻守に体を張るプレーで周囲の信頼を得ている。

「対戦相手としてBL東京はタフなチームだという印象がありましたが、実際に一緒に練習するようになって、タフな理由が分かりました。ニュージーランド時代にトディ(トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ)から指導を受けていていたので馴染みがありますし、楽しんでいます」

ロブ・トンプソンは派手な独走トライや魔法のようなパスを連発するよりも、ゲインラインバトルで輝く。勢いを付けた選手たちがトップスピードで衝突するエリアにおいて、激しく当たり、しぶとく、一歩でも前にボールを進めていく。

言葉にするのは簡単でも、グラウンドで実践するのは難しいことだが、ロブ・トンプソンは「ボールキャリーが自分の強みなので、キックやパスなど深く考え過ぎず、シンプルにキャリーするようにしています」と、こともなげに話す。

シンプルに、たくましく戦う男は、今節のS東京ベイ戦でも当然のようにタフに戦う。

「80分間、すごくタフなゲームになります。S東京ベイは大きくてパワーもあるチームなので、メンタルとフィジカルのタフさをしっかり準備して臨みたいと考えています」

悲願の優勝を狙うBL東京と、連覇を目指すS東京ベイによる新年早々のフィジカルバトル。何度でもゲインラインでの戦いに挑むタフな男に注目してほしい。

(安実剛士)

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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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