<重賞レース分析>東京大賞典は、主要な前哨戦で好走した馬に注目!
ダート競馬の総決算として行われる年の瀬のビッグレースで、地方競馬で唯一となる国際GIに格付けされている国際競走だ。日本全国から集結したダートグレード戦線の実績馬がその年のダートNO.1を決める真のグランプリレースとして高い注目が集まる。
ここでは東京大賞典10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第69回 東京大賞典(GI)
2023年12月29日(金) 15:40発走
距離:2,000m
第68回優勝馬:ウシュバテソーロ号 【東京シティ競馬】
■上位人気馬が非常に堅実
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「JRA」所属馬が中心
[所属別成績](過去10年) 【東京シティ競馬】
■内外極端な枠に入った馬はやや不振
【枠番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和元年)以降の過去4年に限ると、1~3枠の馬は[0-1-1-16](3着内率11.1%)、4~7枠の馬は[4-3-3-22](3着内率31.3%)、「8枠」の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)である。内外極端な枠に入った馬は、扱いに注意するべきかもしれない。
■大敗直後の馬は過信禁物
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和元年)以降の過去4年に限ると、8着以内の馬は[4-3-4-32](3着内率25.6%)、9着以下の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)である。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、評価を下げるべきだろう。
■前走の最終コーナー通過順に注目
【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬 【東京シティ競馬】
ただし、第65回(令和元年)以降の過去4年に限ると、3番手以内の馬は[0-2-0-19](3着内率9.5%)、4~10番手の馬は[4-2-4-13](3着内率43.5%)、11番手以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬や、その逆に極端な後方からレースを進めていた馬は、割り引きが必要だ。
■“同年のJBCクラシック”における着順がポイント
【“同年のJBCクラシック”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■“同年のチャンピオンズC”に出走した馬は信頼できる
【“同年のチャンピオンズC”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■“同年の帝王賞”で10着以内となった馬も好成績
【“同年の帝王賞”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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