【ラグビー/NTTリーグワン】好スタートのS愛知。注目はパリ五輪出場権をつかんだCTBと、リーチ マイケルに憧れるフィジー出身のFL<豊田自動織機シャトルズ愛知>

【©ジャパンラグビーリーグワン】

開幕戦で8トライを奪う快勝を演じた豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)。パロマ瑞穂ラグビー場で行われるホストゲーム開幕節は、NECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)と対戦する。

快調なスタートを切っただけに、昨季ディビジョン1を戦ったGR東葛に対して、どれだけの戦いぶりを見せられるかは楽しみな要素の一つ。集まった多くのS愛知のファンに楽しんでもらえるようなラグビーができれば、自ずと勝利は近づいてくるはずだ。

熱戦が繰り広げられたラグビーワールドカップ2023フランス大会は記憶に新しいが、来年にはパリ五輪がやってくる。パリ五輪の正式種目である7人制ラグビーの男子日本代表に、S愛知のケレビ ジョシュアがスコッド入りを続けている。11月に行われた男女7人制ラグビーアジア予選にも出場し、パリ五輪の出場権獲得に貢献した。

「いろいろな体格の選手がいるところが15人制のいいところ。7人制はスペースがあって、スピードがある選手が多い。どっちにも面白さがある」とケレビ ジョシュア。7人制ラグビーの活動で十分なオフは得られなかったが、フィットネスを維持したままシーズンに臨めるとポジティブに捉えた。7人制で鍛えたスピードとボールキャリーでファンを魅了する。

開幕戦でハットトリックを達成し、プレイヤー・オブ・ザ・マッチも獲得したカヴァイア・タギヴェタウアも7人制日本代表の経験を持つ。「7人制はトレーニングが超キツイ」と苦笑いで答えてくれたフィジー出身の26歳は、今節が古巣戦となる。「プレシーズンから頑張ってきたのも、この試合を楽しむため」(カヴァイア・タギヴェタウア)と、元チームメイトとの再会が待ち切れない様子。15人制でも日本代表を目指したいと語る彼の目標は同郷フィジー出身で、同じフランカーを主戦場とするリーチ マイケルだ。

ラグビーが日本との縁をつなぎ、遠い異国の地で日本のために戦おうとする二人の雄姿にも注目してご覧いただきたい。

(齋藤弦)

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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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