【浦和レッズ】FIFAクラブワールドカップ準々決勝直前!!【クラブ・レオン】チーム情報・勝利へのポイント
伊藤敦樹もそう語るクラブ・レオンについて紹介していきたい。
■対戦チーム情報
【©club leon fc】
クラブ・レオン(メキシコ) FIFAクラブワールドカップ2023登録選手リスト
【浦和レッズ】
■選手情報
メキシコ屈指の名門であるクラブ・アメリカで頭角を現し、今年夏に加入。夏まで主力だったFWが移籍した状況で、クラブ・レオンの新エースとしてゴールを量産し、ウルグアイ代表にも招集。今年11月のワールドカップ南米予選アルゼンチン戦でデビューを果たした。センターフォワードとしては特に長身ではないが、体幹が非常に強く、前向きな動き出しから、あらゆるラストパスを正確にコントロールして、左足の強烈なシュートを打ち込んでくる。欧州クラブからオファーの報道が絶えず、この大会をステップに飛躍していく可能性も。浦和としては活躍を阻止したいところだ。
南米の強豪国であるコロンビアを代表するセンターバックの一人であり、対人戦での強さと統率力を併せ持つ。2016年のリオ五輪ではOA(オーバーエイジ枠)として出場し、日本戦では同じくOAだった興梠慎三と熱いマッチアップを繰り広げた。世界の舞台での再戦は見どころの1つ。A代表としても本来なら出場するはずだった2018
FIFAワールドカップロシアで、怪我での欠場が無ければ、初戦でコロンビアに勝利をあげた日本の前に立ちはだかっていたかもしれない。ディフェンスとしての能力はもちろん、左足のフィード力が高く、プレッシャーを少しでも緩めてしまうと、一発でフェデリコ ビニャスに通してくるので要注意だ。
メキシコ代表としてFIFAワールドカップ カタール2022のメンバーにも名を連ねた。ギジェルモ オチョア(現在イタリア・セリエAのサレルニターナに所属)というワールドクラスのGKの影に隠れてきたが、世界基準でもハイレベルなGKであることは間違いない。実は2018年にグアダラハラで北中米カリブ海王者に輝いたが、その夏にクラブ・レオンへ移籍。アジアからは鹿島アントラーズが参加した同年のFCWCに出場がかなわなかった経緯があり、5年越しでつかんだ大舞台となる。確かなシュートストップだけでなく、カバー範囲の広さが目に付く。浦和のGK西川周作にも通じる特長があり、二人の競演が試合を引き締め、勝負どころにもなるだろう。
■浦和レッズ勝利のためのポイント・見どころ
文:河治良幸(サッカージャーナリスト)
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