【BOATRACE】GP前に王道V狙う茅原悠紀! 地元の瓜生正義&西山貴浩が挑む 芦屋G1全日本王座決定戦
最初の準優勝戦10Rは西山貴浩がスタートでやや後手を踏みながらも、インから逃げ快勝。峰竜太の差しはターンが流れて不発、6コースから最内を差した塩田北斗が2着に食い込み、3着は柳沢一に競り勝った船岡洋一郎。3連単の1-6-5は2万9490円の46番人気と、イン逃げ決着でありながら峰が着外に消えたこともあり、かなりの高配当になった。
準優勝戦11Rは1周1マークでアクシデントが発生した。1着はインから逃げた瓜生正義(福岡支部47歳)【写真下】ですんなりだったが、2コースの前沢丈史が瓜生に接触して転覆。そこに小池修平と魚谷智之が次々と乗り上げてしまい、小池はエンストした。山口剛は前沢にはじかれながらも2着に残り、田中信一郎は山口に接触しながらも3着。アクシデントがありながら、3連単の1-3-5は1390円の5番人気と本命サイドに落ち着いた。なお、前沢は不良航法と選手責任の転覆で賞典除外になった。
11日に行われる優勝戦のメンバーと今年の獲得賞金は次のとおり。
<芦屋 最終日 12R 優勝戦>
1枠 茅原 悠紀(岡山)★1億1673万円
2枠 瓜生 正義(福岡) 5872万円
3枠 西山 貴浩(福岡) 5483万円
4枠 山口 剛(広島)★ 9136万円
5枠 寺田 祥(山口) 5559万円
6枠 塩田 北斗(福岡) 4215万円
()内は支部 ★はGP出場
シリーズリーダーの茅原悠紀(岡山支部36歳)【冒頭の写真】が王道優勝に王手をかけた。「足は上位だが、まだ出したい」とさらなるパワーアップをめざして、最終日もたっぷりと調整に時間をかける腹づもり。今年は2月の児島中国地区選でG1戦を優勝しているが、一般戦の優勝は4回で実はまだ来年のクラシックの出場権利がない状況でもある。「グランプリ(GP)に流れ良く行けるように貪欲に」と、その先も見据えて優勝戦に挑む。優勝確率はかなり高そうだ。
地元福岡勢は予選を突破した瓜生正義、西山貴浩、塩田北斗の3人全員が優出に成功。瓜生は九州地区選VやSG戦での優出2回はあるものの、当地での周年記念となると優勝した2013年の61周年記念以来、実に10年ぶりの優出。「悔しいけど(笑い)、試運転では西山貴浩と一緒くらい」という手応えなのだが、今節の西山はいつもと違って上位レベルなので、瓜生も当然のように上位の仕上がり。茅原にミスがあれば差して逆転の楽しみはある。
塩田北斗は9月の常滑周年に続いて、これが2回目のG1戦優出。準優勝戦では6コースから完璧な差しで2着に浮上しており、その再現があれば、またまた舟券は好配当必至だろうか。大会連覇がかかる寺田祥、今年後半の勢いは誰にも負けていない山口剛もパワー面では見劣らず、展開次第でチャンスは十分ある。
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