レオン・ベイリーの後半に決めたゴールでマンチェスター・シティに勝利したアストン・ヴィラ。クラブ記録となるプレミアリーグ・ホーム14連勝を達成した。

この日のアストン・ヴィラは圧倒的だった。22回のシュートを記録し、シティには2本しかシュートを許さなかったのだ。そしてこの勝利により1903年と1930-31シーズンに記録したホームでのリーグ連勝記録に並び、10年にわたって勝てなかったシティとのジンクスも打ち破った。

プレミアリーグ3位に浮上したヴィラは、直近の13試合でわずか1敗。クラブ記録である1年間の最多勝利到達（24勝）に残り1勝となっている。

両チームの勝ち点差は僅か1ポイント。この直接対決に勝利するとシティに代わってリーグ3位に浮上するという状況の中、ホームのヴィラ・パークは試合前から盛り上がりを見せる。

前半は両チームのGKが見せ場を作る。アストン・ヴィラのベイリーとパウ・トーレスのシュートをシティのエデルソンがセーブすると、ヴィラの守護神マルティネスもハーランドのペナルティーエリア内での左足シュートとヘディングシュートを連続でセーブした。

この試合のハイライトは後半29分、ボールを受けたベイリーが一連のスキルで内側に切り込んでシュートを放ち、相手のルベン・ディアスの足に当たってゴールイン。ホームのヴィラ・パークを熱狂の渦に巻き込んだ。

試合終盤にもドウグラス・ルイスのミドルシュートがファーポストに直撃し、最後まで攻撃をし続けたアストン・ヴィラ。攻撃への積極的な姿勢が報われ、1-0で試合終了のホイッスルがヴィラ・パークに鳴り響いた。アストン・ヴィラはこの勝利でシティを抜き去ってリーグ3位に浮上し、エメリ監督は記念すべき50試合目のプレミアリーグを記録づくめの勝利で飾っている。