セレッソ大阪【J1リーグ第34節 新潟vs.C大阪】今シーズンの最終戦。トライした1年の締め括りを、勝利で終えたい

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【CEREZO OSAKA】

 今シーズンのホーム最終戦となった前節の京都サンガF.C.戦から中7日、セレッソ大阪はアルビレックス新潟のホームに乗り込み、今季の最終戦となる明治安田生命J1リーグ第34節に挑む。現在の勝点は49。勝利すれば昨季の51を『1』上回る52まで伸ばすことができる。何としても勝利を掴み、昨季を超えて、今シーズンを締めくくりたい。

 前節の京都戦は、前半こそ相手のプレスをかいくぐることができず、思うようにボールを前に運べなかったが、阪田澪哉と奥埜博亮が投入され、システムも変えた後半は主導権を握る時間が増え、後半からトップ下に移った柴山昌也らにチャンスも訪れた。そうした中で、70分、今季J1初出場を果たした清武弘嗣と復帰戦となった為田大貴が投入されて以降の時間帯は攻撃のリズムに変化が生まれ、相手を敵陣に押し込むことに成功。終盤にかけて幾度となくCKも獲得するなど最後まで攻め続けた。ただし、現在の課題でもあるラストの質を欠き、同点、逆転には至らず、ホーム最終戦を白星で飾ることはできなかった。それでも、清武キャプテンの復帰や、久しぶりにコンビを組んだ為田と山中亮輔の左サイド、ルーキー阪田の躍動など収穫も見られたゲームとなった。今節は、そうしたポジティブな要素をいかに結果につなげることができるか。チームの総力を結集させ、有終の美を飾りたい。

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対する新潟は、現在リーグ8戦負けなしであり、シーズン終盤も安定した戦いを見せている。前節も横浜FMのホームに乗り込み0-0と奮闘。攻撃的なスタイルが確立されたチームではあるが、3試合連続無失点と守備の堅さも見せており、セレッソとしては、そうした相手の粘り強い守備をどう打開するかが問われる。攻撃では、新潟はスペースを巧みに使える選手も多いだけに、中盤の構成も含め、相手が使うスペースをしっかりと締めることも重要になる。ホーム最終戦となった前節を欠場した毎熊晟矢は、今節に挑む思いを次のように述べる。「前節は1年間応援していただいたファン、サポーターの皆さんへ感謝の気持ちを表現する試合だと思っていました。そこに出場できなかった悔しさもありました。幸い、最終節を前に復帰できて、試合に出られる状態まで戻って来られました。現地に来ていただける方は、ホームに比べると少ないかも知れないですが、感謝の思いも込めてプレーしたい」。日本代表に選出されるなど飛躍のシーズンとなった背番号16がどのようなプレーでシーズンを締めくくるか。21年にはセレッソでもプレーした新井直人とのサイドの攻防も含めて注目したい。新潟とは開幕戦でも対戦し、この試合は2-2の引き分けに終わった。そこから月日が流れ、最終戦でぶつかる今節。J1昇格1年目をタフに戦い抜いた相手に対し、セレッソも今季培ってきた力を全て発揮したい。

【CEREZO OSAKA】

ホーム最終戦を勝利で飾れず悔しい思いをしたチームにとって、シーズン最終戦をどう終えるかは非常に重要だ。「勝つことによって、来季へつながることもたくさんあります」と小菊昭雄監督も話す。今季トライしてきた攻守を存分に発揮することが、さらなる飛躍を期す来季へもつながる。新潟の地で、サポーターとともに笑顔で2023シーズンを終えたい。
(文=小田尚史)
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