10月に開幕し、熱戦を繰り広げているバレーボールのVリーグ。各チームキャプテンと監督の今シーズンの意気込みをチームごとに紹介していきます。今回はV1女子 KUROBEアクアフェアリーズ編です。

選手個々の強みを集めてチームとして戦う
　昨季は１年目ということで、意欲的に練習するなどその時々では一所懸命やっていたのですが、いざ試合になったときにうまく力を発揮できなかったことが課題でした。今季はセッターとしてしっかりトス回しをするのはもちろん、ディグを強みにしたいとも思っており、また最近ドライブサーブにするなど自分のプレーを変化させているので、そうしたプレーを生かしてチームの勝利に貢献したいと思っています。

　キャプテンに選ばれたときは「あっ、私なんだ！　大丈夫かな？」と思いました。１年目はもう自分のことだけで必死だったので、今は周りの選手のことも見るように意識したり、チームが今どういう状況なのか、みんなの練習に対する意欲はどうなのかを考えるようにしています。今季、昨季以上の成績を残すには、一人一人が力を発揮するだけではなく、おのおのの強みを集めてチームとして戦うことが大事になると思います。そうすれば結果もついてくると思います。

昨季の上にさらなる土台を築きたい
　昨季は10勝して10位でしたが、一昨季が3勝しかできず12位だったことを考えると「何とか戦えるチームにはなったな」と思います。それでも前半はなかなか勝てませんでした。後半に勝てるようになってきたのは、自分たちがどういうバレーをすれば勝てるのかを選手たちが理解し始め、それを体現できるようになったから。ただ、昨季10勝できたからといって今季も10勝できるかというと、そう簡単ではないと思います。大事なのは昨年の土台の上にさらに土台を作っていくこと。特に意識しているのがフィジカルを鍛えることで、「今まで打っていたアタックにスピードとパワーが加われば、もっといろんなことができるようになる」と考えています。

　一試合一試合、練習でやってきたこと全部を出しきって、応援してくれる方に「アクアフェアリーズのバレーはおもしろいな」と思ってもらえるようなプレーを披露し、それに結果がついてくるといいなと思っています。

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