【ガンバ大阪】勝って残留を決めるのみ。結果だけにこだわってアウェイの広島戦へ

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【ⓒGAMBA OSAKA】

前節は、福岡相手に前半は攻守で狙い通りのサッカーを見せながらも「一瞬の隙でやられている」とポヤトス監督が振り返った通り、後半の戦い方に課題を残し、痛恨の逆転負けを喫した。
横浜FCの結果次第では他力でJ1残留が確定するガンバだが、目指すのは「自力で決められる状況なので次の1試合で勝てばいい。広島戦に勝って決めるのが一番大事だし、チーム全体での共通理解はある」と食野は力を込める。
勝てば自動的に残留が決まる広島戦だが、福岡戦の前半は1トップを務めた鈴木が攻守で機能。前線からアグレッシブにプレスをかけるだけでなく、中盤が連動した攻撃を見せ、随所に鋭い攻撃を見せていた。
福岡戦で出場停止だったダワンも次節は戦線復帰となるが、鍵を握るのは90分を通じたゲームマネージメントと、割り切った戦い方への共通理解である。

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「90分を終えた時に、勝っていることが大事になる」(石毛)。内容よりも結果だけが求められる広島戦だが、不用意な失点でリズムを崩すのが最近の負けパターン。「相手はカウンターの脅威があるのでカウンターに入らせないためのコントロールにも着手した」とポヤトス監督が語るように、2週間のインターバルでチーム全体の守備意識を高めてきたが、アグレッシブにプレスを繰り出す広島に対してはビルドアップへの固執は禁物となる。
「今のチーム状況的に勝点が絶対に必要。割り切ってプレーする場面も必要になる」と黒川も臨機応変にプレーする重要性を語るが、裏抜けにも秀でる鈴木が先発すれば、シンプルに相手を裏返す攻撃も有効になるはずだ。

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一方、広島もガンバ同様、モチベーション高くこの一戦に挑んでくるのは間違いない。
31年間、ホームとして用いてきたエディオンスタジアム広島のラストマッチであるだけでなく、今季で引退するベテランGK林のセレモニーも行われるだけにチケットは完売。完全アウェイの地に乗り込むガンバだが、現在4位の広島はやはり完成度の高いサッカーを見せており、直近の4試合は2勝2分けで負け知らず。前線には8得点のドウグラス ヴィエイラや2シャドーの一角を担う7得点(通算)の加藤、さらには3得点5アシストの満田ら個で試合を決定づける選手が揃っている。
「攻撃面では決め切ることと、守備に関してはゴール前で泥臭く守って決めさせないことが大事」とポヤトス監督も試合のポイントをこう語るが、決して大崩れはしていない守備陣を引き締めるべく、三浦も自らの役割をこう話す。
「去年の方が苦しかったが本当に油断できない状況。粘り強くやったり、体を張ることをチーム全体でやりたい」。

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広島の最終ラインには佐々木や塩谷、GKの大迫ら日本代表経験者が並ぶが、必ずチャンスは巡ってくる。
もちろん勝点3が最優先の目標だが、試合展開に応じて目先の勝点1にこだわる状況もあるだろう。「積み上げてきたモノをやるべきときにはやるが、勝点に向けて割り切って、貪欲にやりたい」(黒川)。
連敗にピリオドを打ち、広島戦で残留を決めてみせる。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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