【アルペンスキー】ワールドカップ男子回転第1戦結果報告

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【アルペンスキー】ワールドカップ男子回転第1戦結果報告

10月下旬に開幕したと思われたアルペンワールドカップ男子の競技ですが、強風の影響でキャンセルが相次ぎ、11/18にグルグル(オーストリア)にて行われた回転競技が今シーズン成立した初めてのレースとなりました。
日本チームからは加藤聖五(野沢温泉SC)と小山陽平(ベネフィット・ワンスキークラブ)が出場し、1本目の上位30名が進出できる2本目への進出を目指しました。

惜しくも2本目進出を逃した小山陽平、しかし今後に期待できる内容であった 【写真:IKKOKU Ishii】

河野恭介男子チーフコーチコメント
「コース状況は決して良いとは言えない中で多くの選手が苦戦していましたが、小山と加藤は思い切った滑りができたのではないかと思います。コース状況に起因するミスはあったものの滑りの内容としてはポジティブであり、2本目に進出できる30位以内に入るレベルは十分にあると判断できる内容だったと思います。」
「しかしながら現状のスタート順では雪質や他選手の内容が結果に大きく影響する状況です。世界ランキングを上げていくことも今シーズンの重要な課題であることは間違いありません。パフォーマンスを上げること、そしてヨーロッパカップでしっかりと成績を残し世界ランキングを向上させることを最初とステップとして取り組んで参ります。」
※ヨーロッパカップとはワールドカップの1つ下のカテゴリであるコンチネンタルカップの中で最もレベルが高いとされている大会です。

ゴールエリアからコースを見つめる加藤と小山、同年代の2人が日本チームを牽引している 【写真:IKKOKU Ishii】

なお日本人選手の結果は下記の通りです。
日時:2023年11月18日
会場:グルグル(オーストリア)
加藤聖五:途中棄権
小山陽平:35位(2本目進出まで0.4秒)

ゴール前の小山、荒れたコースでも実力を発揮することが現在の課題である 【写真:IKKOKU Ishii】

次戦の男子技術系種目は12/9-10にヴァル=ディゼール(フランス)にて大回転と回転競技が行われます。

また今週末はキリントン(アメリカ)にて女子の技術系種目が開催されます。

今後もアルペンチームへの応援、よろしくお願い致します。
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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