B1リーグで最も速攻を決めている選手は?/「FBPS」上位5選手を紹介
今シーズン、速攻からの得点を最も多く記録している選手は? 【(C) B.LEAGUE】
本企画では、そのうちいくつかの指標でリーグ上位にランクインした選手たちをピックアップして紹介する。第1回となる今回取り上げるのは、FBPS(速攻での得点数)でB1上位にランクインした選手たちだ。
※第8節終了時点で12試合以上出場している選手が対象
■5位:48得点|ロバート・フランクス(名古屋D)
B1西地区首位の名古屋Dで存在感を発揮しているフランクス 【(C)B.LEAGUE】
5位には、今シーズンから名古屋ダイヤモンドドルフィンズに加入した新外国籍選手がランクイン。元NBA選手でもあるフランクスは「ロボ」の愛称で親しまれ、特徴は身長(201センチ)よりもはるかに長い221センチのウイングスパンだ。その上で機動力もあり、長い手足を活かして攻守に躍動。第8節GAME2の大阪エヴェッサ戦では、速攻から2本のダンクシュートを決めた。
■4位:53得点|レイナルド・ガルシア(佐賀)
初参戦のB1でも抜群のパフォーマンスを披露しているガルシア【(C)B.LEAGUE】 【(C)B.LEAGUE】
相手のボールをカットするスティールもうまく、昨シーズンは同2.4本をマーク。今シーズンも同1.4スティールを記録しており、速攻の場面では1人でリングまで突進しシュートをねじ込む場面も多々ある。鋭い読みと次々と相手をかわす巧みなドリブルスキル、さらには当たり負けしないフィジカルを兼ね備えるガルシアだからこそできる技だ。
■3位:56得点|馬場雄大(長崎)
国内電撃復帰の馬場雄大もB1の舞台で“違い”を見せている 【(C)B.LEAGUE】
彼の代名詞は“BABA BOOM”と呼ばれるダンクシュートだ。196センチの身長とスピードに加え、高い身体能力から繰り出す豪快な一撃で試合の流れを一変させる。現在は合計90得点のうちFBPSが半数以上を占め、狙い澄ましたパスカットから叩き込むBABA BOOMが見られる機会はますます増えそうだ。
■2位:59得点|マット・ボンズ(長崎)
B3とB2でレギュラーシーズンMVPに輝いたボンズがB1でも実力を証明 【(C)B.LEAGUE】
外国籍選手としては決して体格に恵まれた選手ではないものの、昨シーズンのB2では得点王とスティール王を受賞。リバウンドとアシストでも上位のスタッツを残すなど、マルチに活躍するオールラウンダーとしてチームを引っ張る。現在の合計132得点中、FBPSは59点。スピーディーな試合展開でB1でも躍進する長崎を語る上で、ボンズの存在は欠かせない。
■1位:62得点|アンジェロ・カロイアロ(大阪)
躍進する大阪をけん引しているのが新加入選手のカロイアロ 【(C)B.LEAGUE】
カロイアロは開幕から先発としてコートに立ち続け、ここまで1試合平均19.1得点に加え、同5.3リバウンド3.9アシストをマーク。得点ランキングでは4位に位置し、外国籍選手ではトップの数字を残す。ファストブレイクから3ポイントシュートを沈めることもでき、現在のFBPSは62得点。チーム合計のFBPSが175得点のため、カロイアロ1人で全体の約3割のFBPSを記録していることが読み取れる。
文=小沼克年
構成=バスケットボールキング編集部
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