レアル・ソシエダ対バルセロナ。欧州屈指のスペクタクルな攻防を期待させる2チームが対戦

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11月4日(土)に行われるラリーガ EA SPORTS 第12節、レアル・ソシエダ対バルセロナはスペインフットボール界の長い歴史において、鉄板の好カードであり続けてきた。しかも今季はいずれも欧州有数の魅力的なフットボールを展開し、チャンピオンズリーグでは共にグループ首位につけている。決勝トーナメントでの対戦が実現すれば、欧州全体で見ても今季最高のスペクタクルが期待できるカードの一つと言えるだろう。

レアル・ソシエダは前節ラージョ・バジェカーノ戦で勝ち点2を失ったばかり。バルセロナもホームでレアル・マドリーとのエル・クラシコに惜敗している。チャンピオンズリーグ出場圏と勝ち点5差の5位につける前者、首位レアル・マドリーに4ポイント差をつけられた後者とも、これ以上の取りこぼしは許されない。追い込まれた状況下で迎える4、5位の直接対決は、お互いにとって極めて重要な一戦となる。

後半ロスタイムの失点により土壇場でラージョ・バジェカーノに引き分けに持ち込まれた 【(C)LaLiga】

先週末のエル・クラシコはバルセロナがイルカイ・ギュンドアンのゴールで先制しながら、後半の2失点で逆転負けを喫している 【(C)LaLiga】

レアル・ソシエダにとっては、7年も続く悪い流れを断ち切れるかどうかの一戦でもある。過去7シーズン、レアレ・アレナのバルセロナ戦では2分5敗と未勝利が続いているからだ。最後に勝ったのは2015/16シーズンで、ミケル・オヤルサバルが唯一のゴールを決めている。

そのオヤルサバルは今回の対戦でシャビ・エルナンデス監督が最も警戒している選手の一人だ。前節ラージョ戦で2ゴールを挙げた彼は、計6ゴールとして得点ランキング2位タイに浮上したばかりだ。長期離脱を乗り越え、全盛期の輝きを取り戻しつつあるエースに続くのは、ここまで5ゴールを記録している久保建英。今季最も活躍している選手の一人である彼にとっては、下部組織時代を過ごした古巣との特別な対戦となる。

一方のバルセロナは、先週末のエル・クラシコで久々の実戦復帰を果たしたロベルト・レバンドフスキのゴールに期待がかかる。昨季の対戦では開始45秒で決めた先制点を含む2ゴールを挙げ、4ー1の快勝に貢献。約3週間の負傷離脱を強いられた彼は、2季連続の得点王を目指すべく、貪欲にゴールを目指すはずだ。

オヤルサバルは前節の2ゴールにより、久保を抜いてチームトップの6得点に 【(C)LaLiga】

久保は今季ここまで6ゴールを記録。前節ラージョ戦では相手DFのハンドによるPKを誘発した 【(C)LaLiga】

レバンドフスキはここまで5得点。復帰したエル・クラシコは不発だっただけに、ゴールへの意欲を溜め込んでいるはずだ 【(C)LaLiga】

シャビとイマノル・アルグアシルは、共にボールポゼッションと攻撃的なプレースタイルを志向する監督だ。最高級のクオリティーとスペクタクル性を保証する2チームがいずれも負けられない状況下で迎える直接対決は、現時点でスペインのみならずヨーロッパで最も魅力的な一戦の一つだ。来年5月にシーズンを終えた際、ハイライトの一つだったと思わせるだけの要素がこの一戦には揃っているのである。

スペクタクル性と結果の両立を実現しているイマノルとシャビの対決に、見る側の期待は高まるばかりだ 【(C)LaLiga】

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