<重賞レース分析>JBCレディスクラシックは、前走の着順や距離が重要なポイントに!
一日の間に複数の重賞を行ってきたJBCの新たなカテゴリーとして2011年に誕生した牝馬戦で、記念すべき第1回は大井で開催された。これまで地方馬の優勝は大井所属のララベルが2017年に挙げた1勝のみ。JRA勢が優勢のなか、ララベルに続く地元馬の活躍にも期待だ。
ここではJBCレディスクラシック10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)
日程:2023年11月3日(金) 15:20発走
距離:1,800m
第12回優勝馬:ヴァレーデラルナ号 【東京シティ競馬】
■伏兵が台頭した年は少ない
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「JRA」所属馬が中心
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■前走好走馬が強い
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■今年は前走の距離が明暗を分けそう
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、1,800mのコースで施行された第4回(平成26年)、第5回(平成27年)、第7回(平成29年)、第8回(平成30年)、第10回(令和2年)、第12回(令和4年)の計6回に限ると、1,700m以下の馬は[1-0-0-20](3着内率4.8%)、1,700m超の馬は[5-6-6-50](3着内率25.4%)である。今年は大井ダ1,800mのコースが舞台となるだけに、今回より短い距離のレースを経由してきた馬は過信禁物と見ておきたい。
■前走で先行していた馬の活躍が目立っている
【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第9回(令和元年)以降の過去4年に限ると、5番手以内の馬は[4-4-4-27](3着内率30.8%)、6番手以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)である。脚質にも注目しておいた方が良さそうだ。
■“レディスプレリュード”の上位馬は堅実
【“同年のレディスプレリュード”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ