<重賞レース分析>レディスプレリュードは、臨戦過程が最大のポイントに!

東京シティ競馬
チーム・協会
10月5日(木)に東京シティ競馬(大井競馬場)で第20回 レディスプレリュード(JpnII)が実施される。
プレリュード(前奏曲)の名の通り、11月に行われる「JBCレディスクラシック」の前哨戦としてJRAも含め全国各地からトップクラスの実力馬が参戦する。
2011年に交流競走となってからはJRA所属馬の勝利が続いており、地方所属馬の奮起にも期待したい。
ここではレディスプレリュード10年の結果から、レースの傾向を分析する。


<レース情報>
第20回 レディスプレリュード(JpnII)
2023年10月5日(木)20:10発走
距離:1,800m

第19回優勝馬:プリティーチャンス号 【東京シティ競馬】

■上位人気に推された馬が堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[10-8-7-15](3着内率62.5%)、5~9番人気の馬は[0-3-1-46](3着内率8.0%)、10番人気以下の馬は[0-0-1-40](3着内率2.4%)となっている。まずは前評判の高い馬に注目したい。

■「JRA」勢が強い

【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-2-1-78](3着内率3.7%)、「JRA」の馬は[10-9-8-23](3着内率54.0%)となっている。基本的には「JRA」所属馬を高く評価するべきだろう。

■5歳以下の馬が中心

【馬齢別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

馬齢別成績を見ると、5歳以下の馬は[9-10-8-71](3着内率27.6%)、6歳以上の馬は[1-1-1-30](3着内率9.1%)となっている。
なお、第13回(平成28年)以降の過去7年に限ると、5歳以下の馬は[7-8-5-51](3着内率28.2%)、6歳以上の馬は[0-0-1-22](3着内率4.3%)である。比較的若い馬を重視した方が良さそうだ。

■前走がブリーダーズGC・スパーキングLCだった馬に注目

【前走のレース別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走のレース別成績を見ると、「ブリーダーズゴールドカップ」の馬は[5-4-3-11](3着内率52.2%)、「スパーキングレディーカップ」の馬は[1-5-3-8](3着内率52.9%)、「その他」の馬は[4-2-3-82](3着内率9.9%)となっている。このレディスプレリュードと同じ3歳以上、かつ牝馬限定のダートグレード競走である「ブリーダーズゴールドカップ」や「スパーキングレディーカップ」を経由してきた馬は、上位に食い込む可能性が高いと見ておきたい。

■前走の出走頭数も重要なポイント

【前走の出走頭数別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[1-3-1-45](3着内率10.0%)、12頭以上の馬は[9-8-8-56](3着内率30.9%)となっている。
なお、第14回(平成29年)以降の過去6年に限ると、11頭以下の馬は[1-1-1-29](3着内率9.4%)、12頭以上の馬は[5-5-5-33](3着内率31.3%)である。前走が少頭数のレースだった馬は、評価を下げるべきだろう。

■近年は前走で上位人気に推されていた馬が優勢

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[6-9-7-46](3着内率32.4%)、4番人気以下の馬は[4-2-2-55](3着内率12.7%)となっている。
なお、第16回(令和元年)以降の過去4年に限ると、3番人気以内の馬は[3-4-4-20](3着内率35.5%)、4番人気以下の馬は[1-0-0-18](3着内率5.3%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で上位人気に推されていなかった馬は割り引きが必要だ。


TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。

<伊吹雅也>
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著者プロフィール

東京都心部(品川区)にある大井競馬場は「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で1950年の開場以来、都心のレジャースポットとして長年にわたり親しまれています。1986年に日本で初めて実施したナイター競馬「トゥインクルレース」は、東京のみならず、インターネット投票や無料のライブ中継などにより日本全国のナイトライフのレジャーとして受け入れられています。2011年に東京大賞典の国際GⅠ格付けを取得、2021年に世界唯一となる左右両回りコースを導入するなど強い馬づくりのために様々な先進的取組みを展開しております。

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