9/13(水)無料セミナー『女子マネと母親―。女性がスポーツを”ささえる”課題』

笹川スポーツ財団
チーム・協会

〈女子マネ〉と母親の役割の共通項 -女性がスポーツを「ささえる」視点から 【写真:Adobe Stock】

子どものスポーツ環境をより良くするための視点

笹川スポーツ財団(以下、SSF)では、これまで子どものスポーツ活動に対する保護者の関与の実態や意識を明らかにする研究を行い、さまざまな課題があることが分かりました。

子どものスポーツ活動(クラブ・教室等の団体に所属して行う活動)へは母親中心の関与であること、その構造は母親自身が子どもの頃から続いていること、一部の保護者の当番の“大変なイメージ”が、子どもをスポーツから遠ざける可能性があること、などです。

少子化や家族のあり方の多様化が進む今、どのような家庭の子どもでもスポーツを楽しめる環境が求められます。このたび、有識者を交え、持続可能な子どものスポーツ環境の構築に必要なことは何かを、「ささえる」視点から考えるセミナー『誰が子どものスポーツをささえるのか?』を複数回にわたり開催いたします。

子どものスポーツ環境を今よりもっと良くするには-。ヒントとなるセミナーです。

第2回セミナーのテーマ「〈女子マネ〉と母親の役割の共通項」

今回のセミナー登壇者は、女子マネージャーの研究を行う関 めぐみ氏(甲南大学文学部社会学科 講師)。大学運動部内で活動をささえる〈女子マネ〉と、子どものスポーツ活動をサポートする母親の共通項から、女性がスポーツをささえる現場でどのような課題があるのか。そして、女性がスポーツをささえる環境をどのように変えていく必要があるのかについて、お話しいただきます。

■セミナー概要
【日時】

2023年9月13日(水)19:00~20:30(予定)
18:30開場
※お申込み締め切り:2023年9月12日(火) 12:00

【開催形式】
①会場参加 ②オンライン(Zoom予定) によるハイブリッド開催
※会場参加者には資料配布、また、セミナー終了後、関氏と名刺交換等のお時間があります。是非会場にお越しください。

【会場】
日本財団ビル 1階 バウルーム

【申込】
公式サイトよりお申し込みください(関連リンクより)

【登 壇 者】
関 めぐみ氏(甲南大学文学部社会学科 講師)

大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。
専門は社会学、ジェンダー/セクシュアリティ論。京都光華女子大学女性キャリア開発研究センター助教を経て、
2020年4月より現職。2017年と2023年に日本スポーツとジェンダー学会学会賞(論文賞)を受賞。
主な著書に、『〈女子マネ〉のエスノグラフィー:大学運動部における男同士の絆と性差別』(晃洋書房)など。

参考:2023年1月発表「保護者の当番の"大変なイメージ"が、子どもをスポーツから遠ざける可能性」

当番をめぐる実態を、「当番をしている母親」「当番はしていないが、スポーツ活動をしている母親」「当番を理由にスポーツ活動をしない母親」「その他の理由でスポーツ活動をしない母親」にわけて、全体の分布を示しました。対象となる母親全体を母数にすると、現在当番を担当している母親は7.5%にすぎないことがわかります。しかし、当番の負担を理由にスポーツ活動を敬遠する母親は26.1%にのぼります。

保護者の当番の"大変なイメージ"が、子どもをスポーツから遠ざける可能性 【笹川スポーツ財団「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究 2021」より】

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著者プロフィール

笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ専門のシンクタンクです。スポーツに関する研究調査、データの収集・分析・発信や、国・自治体のスポーツ政策に対する提言策定を行い、「誰でも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことができる社会づくりを目指しています。

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