宮本勝昌が65をマークしてシニア初優勝!「これでシニアの一員になった実感がわきました」
ファンケルクラシック・最終ラウンド
【©PGA】
51歳の誕生日まであと8日というタイミングで、宮本勝昌にとってシニア9戦目となるファンケルクラシックで念願のシニア初優勝を飾った。現役のレギュラー選手ということもあり、これまでのシニアツアーの成績は8試合すべて1ケタ順位と強さが光る。最終日最終組で戦ったのは8試合中4度。つかめそうでつかめなかったシニアツアー優勝のタイトルを、地元開催のファンケルクラシックで手中に収めた。
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大会最終日は熱中症対策のため、アウト2番ホールから8番ホールまで選手はカート乗車が可能という競技の条件が提示された。そのためギャラリーの安全性を考慮し、観戦不可という無観客でのラウンド。宮本は3番パー4で5メートルのバーディーパットを沈めると、5番パー4では上から5メートルのラインを流し込んで2つ目のバーディー。「歓声があがらないんだね」と笑ったが、静かなコースで徐々に集中力を高めていく。9番パー5では2オンを狙ったが、風の読みもはずれショットはグリーン左奥へ。アプローチを2メートルに寄せてバーディーを決めた。
ハーフターン後の10番パー5では、グリーン奥のバンカーショットがピンまで5メートル。ラインを読み切りバーディー奪取。じわりじわりと細川を1打差に追い詰めていく。続く11番で3メートルを沈め3連続バーディー。この直後に雷雲接近の為、競技が90分間中断する。
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宮本にとっても「優勝の手ごたえは最後までつかめなかった」と言わしめるほど、予断を許さない白熱したゲームだった。
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「ゴルフは、凌いで凌いで。その中で少ないチャンスをどう生かすかということ。米国チャンピオンズツアーの挑戦も視野に入ってきて、向こうでは100パーセントに近いものを常に出せるようにしておくことが求められます」。宮本はやるべきこと、やってみたいことが目の前にある。
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「この優勝でシニアになったなと実感しましたし、これからもシニアツアーを盛り上げていけるよう、シニアの一員として次の試合から頑張っていきます。いつも周りで支えていただいている家族、先輩仲間たち、そしてすべてのサポーター、スポンサーの方々に、心から感謝しています。本当にありがとうございます」と頭を下げた。来週は宮本の地元・御殿場で開催されるマルハン太平洋シニア、翌週はレギュラーツアーのフジサンケイクラシックとシニア・レギュラーのスケジュールがミックスになる連戦が始まる。シニアの顔になったと自覚を抱いた宮本勝昌が、今後のシニアツアーを盛り上げる。
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