「夏男」細川和彦がスコアを2つ伸ばして単独首位、シニア2勝目にリーチ

チーム・協会

ファンケルクラシック・第2ラウンド

【©PGA】

シニアツアー第4戦「ファンケルクラシック」の第2ラウンド。首位スタートの細川和彦(52)が2つスコアを伸ばし通算9アンダーでトップの座を守った。2打差2位グループに片山晋呉(50)、宮本勝昌(50)、I・J・ジャン(50)が続く。髙橋勝成(73)が72ストローク、室田淳(68)が66ストロークをマークしエージシュート達成した。エキシビジョンマッチの女子シニアは、表純子(49)が4アンダーで初日首位に立っている。

【©PGA】


 細川和彦(51)が第2ラウンドを4バーディー2ボギーの70で回り、135ストローク通算9アンダーで首位に立ち、シニア2勝目にリーチをかけた。スコアは伸び悩んだようにも見えるが「取っては落として。こういうのもゴルフだと思いますからね」と気持ちの切り替えも早く、すがすがしい表情を見せた。







 前半アウトスタートは2バーディー1ボギー。後半の10番パー5(523ヤード)では2オンに成功し、イーグルパットをわずかに外したもののバーディーを仕留めた。15番でバーディーを獲ったが、17番パー3でボギー。それでも追従する若手シニアを振り切り、通算9アンダーで単独首位の座を守り切った。

【©PGA】



 最終ラウンドに向け「自分のリズムでゴルフ出来たら良いスコア、結果がついてくると思う。パッティングする感じが理想です。ラインに載せていきながらヘッドの重さだけで打ちたいんです」と課題も掲げる。





 ファンケルクラシックは夏休みという時期で、会場のあちらこちらでは家族連れでイベントを楽しむ姿が見られる。出場選手には親子で参戦するケースも多く、細川の帯同キャディは次男の和秋さん。家族でシニアツアーのステージに立っている。「子どもと2人で2桁スコアいきたいって話していました。息子は3回目の帯同キャディですが、とても落ち着いてクラブ選択をしてくれますし、カメラで撮影されているのもとても楽しそうだしね。この試合現場や臨場感を通じて、今後子供たちのやる気につながれば嬉しい」と細川は目じりを下げる。

【©PGA】


 レギュラーツアー8勝を挙げている細川だが、シニアツアーのレベルは高く「優勝」のチャンスすら、つかむことは容易ではない。「シニアツアーはすごい戦歴をもった先輩方が多いですからね。それでも明日は『優勝』の二文字を狙います」と細川は力強く口にした。尊敬する髙橋勝成はファンケルクラシックの初代チャンピオンでもあり大会3連覇を達成。しかも、この日は73歳72ストロークでエージシュートを達成している。そんな先輩の後ろ姿も細川の刺激になっている。





「夏の暑いのは大丈夫です。昨日より今日の方が気温は高かったみたいですが、特に対策とかもなく普段通り」とケロリ。細川の代名詞である「夏男」はレギュラー時代、夏に優勝することが多かったから付けられた。



「優勝しかない」。今年の最終日は夏男・細川和彦が家族の前でファンケルクラシック主役の座を射止めにいく。

【©PGA】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

PGAはゴルフの正しい普及と発展を願い、誰にでも愛される「国民のスポーツ」「生涯スポーツ」となるため、日本ゴルフ界のリーダーとして活動しています。PGAの使命は、トーナメントプレーヤーの育成、ゴルフ大会の開催・運営に加え、ゴルフの正しい普及と発展を具現化するために、ティーチングプロ資格を付与したゴルフ指導者を育成しています。さらにPGAでは幅広い分野で積極的な取り組みを行い、地域に密着した社会貢献活動、ジュニアゴルファーの育成など多方面にわたる取り組みを日々歩み続けています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント