先発の久保が2季連続の開幕ゴール。レアル・ソシエダは1-1の引き分け

レアル・ソシエダ
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【©︎RealSociedad】

久保、MVP選出の活躍を見せるもチームを勝利に導けず

 ラ・リーガ第1節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はホームにジローナFCを迎えた。キャプテン、イジャラメンディの退団、ダビド・シルバの怪我による想定外の引退、開幕直前でのアシスト王メリーノの離脱…少なくない問題を抱える中、10年ぶりのチャンピオンズリーグへ臨むチームにおいて昨季チームMVPの久保への期待がより高まる。

 サン・セバスティアンは今日からセマナ・グランデのお祭りがスタート。8日間にわたり街を彩る花火は夏の風物詩。日本からもお盆休みを利用し多くのサポーターがレアレ・アレナに駆けつけた。

 GKから足元で繋ぐジローナに対し、前線からプレッシャーをかけるラ・レアル。先制点はすぐに訪れた。力強いドリブルで持ち上がったアイエンがグラウンダーのクロス、ファーサイドで待ち構えた久保が左足で丁寧にシュート。相手キーパーは動けず、シュートはゴール左隅へ吸い込まれていった。

 得点後もホームの声援に後押しされ追加点を目指す。12分にはラ・レアルにPKが与えられたが、VAR判定により取り消しとなる。34分、久保は中盤でチャンスを創出するブライス・メンデス、今夏新加入した右SBトラオレと好連携を見せるが追加点は奪えず、1-0で前半を終えた。

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 後半も戦況は変わらず、攻めるラ・レアル、隙を狙ってカウンターを仕掛けるジローナの構図。狙いが奏功したのはジローナだった。72分に右サイドのクロスをドフビクがヘッドで叩きつけ、1-1とした。

 同点後、勝ち点の確保を目標に据えたジローナを崩すことができず、ラ・レアルは終了間際まで勝利を目指すがホーム開幕戦を勝利で終えることができなかった。

 ホーム開幕戦で勝ち点1の獲得にとどまったラ・レアル。次節は8月19日、2戦連続でホームでの試合となるセルタ・デ・ビーゴ戦では、勝利が期待される。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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