【順天堂大学】福島千里特任助教として新たなスタート!経験を次の世代に伝えるために
【JUNTENDO UNIVERSITY】
スタートラインを超えて―キャリアの一歩を踏み出す大学院へ
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大学院での学びの集大成として、修士論文では、過去のトレーニング日誌、記録などから、私自身が何を経験してきたかを事例研究としてまとめました。ちょうど引退直後のタイミングだったので、競技生活をあらためて振り返り、それを論文の形で残すことができたのは、私にとって本当に有意義なことだったと思いますし、今後のキャリアに役立つ知識や経験を得ることができました。
陸上競技部では一緒に体を動かして
また、大学院での学びを基礎として、選手自身の感覚を大切にしながらデータを有効に使い、競技力向上につながる指導ができるようになりたいと考えています。コーチとして経験を積むためにも、これから一人でも多くの選手と関わっていきたいですね。
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先日は、セルフコーチング演習の授業で、初めて講義をする機会もいただきました。そこでは、私自身がアスリートとしてやってきたこと、大切にしてきたこと、競技観など、選手としてのかなりコアな部分もお話ししました。そういった深い話は、これまでメディアの取材でもしてこなかったのですが、教員として学生に「誰でも調べれば分かること」以上のものを伝えられたらという思いを込めて、教壇に立ちました。自分の経験を次の世代に残し、伝える良い機会をいただいたと感謝しています。
まだまだ授業には不慣れですが、これからも自分の背景にあるものを生かして、学生に響く授業ができるよう努力していきたいです。
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スポーツ教室やチャリティーで陸上に恩返し
その一つが、全国の小学校などで子どもたちに体を動かす楽しさを感じてもらう「セイコーわくわくスポーツ教室」の活動です。そこでは、私が子どもたちから学ぶこともありますし、いつも見ている大学生とは違う世代の指導に携わることも、良い経験になっていると思います。今、子どもたちの体力低下や運動不足が問題になっていますが、このイベントを通して、走ることが好きになり、将来陸上競技をやってみたいと思ってもらえることを願いながら、取り組んでいるところです。
東京都の「子供を笑顔にするプロジェクト」で実施した小学校でのかけっこ教室の様子 【JUNTENDO UNIVERSITY】
また、日本の女子短距離は、オリンピックや世界陸上に個人で出場できる選手を育てることが課題になっています。昨年、日本陸上競技連盟の公認コーチの資格を取得しましたが、さらにコーチの勉強を続けて、いずれはトップレベルの選手の強化に携わり、私の後に続いてくれる選手を育てたいと考えています。
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「大学教員」になったことの意味
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プロフィール
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