明治安田生命J1リーグ第20節・サガン鳥栖戦から中3日。セレッソ大阪は、舞台を天皇杯に移し、大宮アルディージャとの3回戦に臨んだ。先発は、鳥栖戦からカピシャーバを除く10人を変更。システムは[4-4-2]を継続し、ベンチには、今月4日に完全合流したばかりの清武弘嗣が今季初めて入った。開始2分、北野颯太が遠めの位置から思い切ってロングシュートを狙うと、その後、序盤こそ大宮の前からの守備に苦しむ場面もあったが、時間の経過とともに、セレッソが試合を掌握。相手を押し下げ、大宮を[5-4-1]で構えさせる展開にすると、左サイドはカピシャーバの鋭い突破から、右サイドは中原輝と松田陸のコンビで打開。さらに、中央では北野が下りてボールを受け、上門知樹が背後を狙うなど、様々なバリエーションでゴールに迫る。22分、高い位置でボールを奪った上門が右足を振り抜くと、ここは惜しくもクロスバーを直撃。セレッソは攻から守への切り替えも速く、前半は大宮にチャンスらしいチャンスを作らせず。ただし攻撃面では、再三サイドを破るも、あと一歩、中で合わない。40分、松田のクロスに北野が合わせて決定的な形も作ったが、シュートはわずかに外れた。前半はセレッソが主導権を握り続けたが、大宮の守備をこじ開けることができず、0-0で折り返した。